「久住山」(1,787m) ~くじゅう連山を縦走~ [日本百名山]
大分県のくじゅう連山の中の久住山を訪れました。
くじゅう連山は、大分県玖珠郡九重町から竹田市北部にかけて広がる火山群の総称です。
今回は、牧ノ戸峠から、沓掛山を越えて、久住山(1,787m)に登った後、九州本土最高峰の中岳(1,791m)や、星生山(1,762m)を縦走してきました。
楽しみにしていたミヤマキリシマは、ほとんど終わっていましたが、イワカガミや、ベニドウダンなどが咲き誇り、晴天にも恵まれ、快適な山歩きを愉しむことができました。
牧ノ戸峠の駐車場は満車でしたので、かなり離れた場所の路肩に駐車して出発。最初は、コンクリートの道が続き、高度を上げていきます。沓掛山は、岩場の登りがありますが、その後は、平坦な快適な登山道です。
扇ヶ鼻分岐点から、久住別れの避難小屋までは、左手に星生山を眺めながらの快適な道で、前方に久住山がだんだん見えてきます。
避難小屋からは、ちょっと急な登りで、左手に、噴煙を上げる硫黄山から三俣山への稜線を眺めながら、ゆっくりと登っていきます。
久住山山頂は登山者で混雑していましたが、360度の素晴らしい眺望です。
久住山から中岳までは、約30分です。途中、天狗の城というピークがありますが、横をトラバースして、御池という池沿いを歩きました。
中岳は、九州本土最高峰ということですが、久住山に比べて、登山者も少なく、静かなピークを味わうことができました。
中岳からも、360度の眺望が開け、目の前には大船山がそびえています。
中岳から、再度御池の横を通って、避難小屋まで戻り、そこから星生山方面のルートを選びました。
このルートは、行きのルートと併行していますが、岩場の登りがあり眺望もよく、右手には、硫黄山から三俣山、左手には、西千里浜から久住山まで臨める快適な縦走路です。
久しぶりの山歩きなので、さすがに疲れが出てきて、山頂まで着いたときには、へたり込んでしまいました。星生山山頂は、やはり静かなピークで、360度展望が開けます。
約15分休憩して、帰りは、星生山分岐まで降りて、行きのルートに戻りました。
牧ノ戸峠まで戻ると、あれほど満車だった駐車場はガラガラになっており、車を取りに行って、名物のソフトクリームを頬張り、阿蘇まで戻って、温泉で心地よい汗を流しました。
大満足の九重縦走でした。
■行程■
11:15 牧ノ戸峠
12:10 扇ヶ鼻分岐
12:35 久住別れ、避難小屋
13:10 久住山(1,787m) 昼食
13:25 出発
14:00 中岳(1,791m)
14:10 出発
14:25 避難小屋
15:00 星生山(1,762m)
15:15 出発
16:05 沓掛山
16:20 牧ノ戸峠