献血に行ってきました。
こんにちは、臨床検査技師(超音波検査士)のビアンキです。
本日は確定申告を提出の後、暖かく穏やかな街中へ繰り出しました。
久しぶりに献血の案内が目に入り、今年初の49回目の献血をおこなってきました。50回目を迎えたら、そろそろ献血も引退かな。
遡ること約25年前、まだ臨床検査技師の国家試験を取得して間もない頃。
あの頃は、今では考えられないような輸血管理の時代でした。
皆さんの善意が大量に破棄されるようなことも多く、よく日赤の供給課の方と手術を行う先生の間に挟まれて押し問答していた事が懐かしいです。
私の最初の献血は、廃棄した罪悪感からだったのですが、もうすぐ50回。
幸にして、私の腕の血管は、モデルのような立派な血管を両腕に持っていて、400mL 採血も成分献血も問題なしですが、たまに、ヘモグロビンの濃度が足りずに、スキップすることも…
近年においては、だんだん人口が減っていることや、コロナの流行から献血できる人も限られています。なので、それぞれがそれぞれの形で、手術や治療を必要としている人に届ける為、ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、ここで、輸血に関する検査技師ならではの豆知識です。
私たちは、血液型占いをはじめとして、ABO式血液型が有名。
具体的に何が違うのかといえば、赤血球表面についている糖鎖が血液型を決めていると言われています。
違う血液型を輸血すると、表面の糖鎖に反応する血中の血漿成分に含まれる抗体が反応することで、異物の赤血球を溶血したりすることが知られています。なので、実際に輸血をする際には、事前にリスクになるような物質がないかをしっかりと調べています。
動物も、それぞれ決まった血液があるのがわかっているらしく、人間と同じ4種類の血液型を持つのは、オラウータンだそうです。びっくり!
ということで、皆さんの可能な範囲での輸血にご協力をお願いします!
という、協力依頼の記事でした。