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考えていても、良くならない。

だから「子宮頸部高度異形成」を治療する!

はじめに

唐突ではありますが…
家族の介護や仕事を言い訳に、忙しく過ごしておりましたが、2年ぶりに時間が取れたので人間ドックを受診しました。
今年の4月のことです。

肥満程度でほとんど異常がなかった健診結果にただ一つ、婦人科で精密検査を受けてください。の文字が不安をあおる。とりあえず、すぐに紹介状を手配。最悪の場合を考えて、手術するにはどの病院がいいかリサーチして、予約をとったのが5月。精密検査の結果は、高度異形成で手術適応でした。

患者さんには、今が一番若いし手術も思い切って検討されるとよいかもしれませんねと饒舌に語るものの、自分自身が手術(ちょっと切るだけの手術)なのに、勇気が持てない矛盾を感じています。

手術は10月初旬の予定。

まずは、自らしっかりとした知識を身に着けて、あわせて予防・診断・治療と不幸な女性が増えないように、まとめたいと思います。

子宮頸部異形成とは何か?

子宮頸部異形成は、子宮頸部の細胞が正常の細胞の中に異常な細胞が混在している状態を指します。これはヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって長い年月をかけて発症することが知られています。
異形成とはまだ正常な細胞の割合が多い状態で、異常な細胞が多くなると、最終的にはがんになっていきます。

発見方法

子宮頸部異形成は、婦人科検診によって発見されることが一般的です。
検診で、医師、もしくは検査キットで子宮頸部の細胞を採取し、細胞を染色して形を確認する細胞診検査(スメア検査)を行います。

異常な細胞が見つかった場合、コルポスコープで頚部の状態を確認したり、細胞の一部を小さく摘み取って組織を染色して細胞の配列構造を確認する組織診で精密検査を行い、診断していきます。

子宮頸部異形成のリスク

中年女性にとって、子宮頸部異形成のリスクは高まります。性行為の有無にかかわらず、HPV感染のリスクは存在します。喫煙、免疫機能の低下、過去のHPV感染履歴などもリスク要因とされています。

対策と治療

子宮頸部異形成の治療法は異形成の進行度によって異なります。
軽度の場合、定期的なフォローアップが行われることがあります。
中度から重度の場合、手術が必要になることがあります。
また、若い世代はHPVワクチン接種が感染を予防するために効果的です。

まとめ

子宮頸部異形成は、早期発見と適切な治療によって管理できます。
定期的な婦人科検診とHPVワクチン接種は、重症化リスクを軽減するために有効です。

子宮頸部異形成についての知識は、あなたの健康を守る大切な一歩です。

さいごに

高度異形成と診断され、もっと重要な手術を決断している患者さんを目の前に、こんなにも動揺し、生きる気力も失って、お金を失い、生きる希望も失い、絶望を感じながらも、元気なふりをする情けない自分に限界を感じていました。

しかし、落ちるところまで落ちると、不思議と内側から湧き上がるものがあり、必死に記事をかいている自分がいます。

災害、人災が多くある中で、こうして生きる環境があることに感謝して、できることをひとつひとつ重ねて生きたいです。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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