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カラオケJOYSOUND for STREAMER 収益化できんの?出来ないの?をまとめてみた

こんにちは、エアリです。

カラオケJOYSOUND for STREAMER、色んな意味で話題ですね。
本当に色んな意味で。

さて、今回一番話題になっていた「収益化」の部分があまりにも曖昧で不明瞭だったので改めて私の方でまとめてみました。

最初に、読み進める前のお願いです。
必ず次の文章をしっかり頭に入れてから読んで下さい。

このまとめは公式ではありません。

エアリが調べたものを、独自の解釈を交えてまとめている文章です。

必ずしも正しいものではないことを予めご承知おき下さい。

また、読んだ後、他人になにかを伝えたり、発信したりする場合は、自分で調べて裏付けを取ってから発信して下さい。


当文章の文責はもちろん私にありますが、調べた内容を自分の解釈で都合の良い様に捉え、伝言ゲームで捻じ曲げられるのを私は一番危惧しています。
特にVTuberのリスナーさん!!!!!!!今回びっくりしたぞ!!!
勝手に私の文章を改変して伝えてる人何人か見かけたぞ!!!

推しにアドバイスする前に、必ず、情報の精査をしましょうね。
それは私の文章に対しても同じことです。
もっというと、すべての情報に対して同じことが言えます。
人の情報を鵜呑みにしないこと、そして、自分で調べて納得することを忘れないでください。

なぜ今回こういう面倒くさい事を事前に書いているのか。
それは、音楽著作権がとても複雑なものであり、単純に「OKかNGか」で語れないものだからです。
他人に伝言ゲームをする際、その複雑さを理解せずに結果だけを伝えると、開発元もしくは配信者さんをむやみに攻撃する事にも繋がりかねません
どうか、自分で考えることを忘れないでくださいね。

さて、本題に入ります。

収益化OKって書いてあったじゃん!なんで剥がされた人が出ちゃったの?

今回はYoutubeが話題のメインなので、Youtubeの場合についてお話ししております。

読むのだるいひと向けに結論を先に書いておくと

カラオケ音源を作った人がOKと言っても、音楽そのものを作った人がダメといったらダメになる

からです。

Youtubeは音楽制作者の権利を守るために、音楽の権利を持っている会社(JASRACなど)と協力して、Content IDというもので音楽を常に管理しています。
これがあるので、音楽を好き勝手違法アップロード出来ないようになっています。

JOYSOUNDがOKだよ!と言っても、原曲を持っている人がかなり厳しく管理している場合は、「これ同じメロディやな、ほなNGかぁ」とYoutubeが判断する場合があるんです。
著作権は、大元の楽曲の権利を保有している人が最強なので、カラオケ音源を使っている側が「横暴だー!」と言っても、著作権所有者が優先されます。

だから、Content IDではじかれると広告収益が入ってこなくなります。

後出しじゃん!チケット買った人がかわいそう!!!

残念なお知らせではございますが、実はちゃんとガイドラインの一番上に書いてあるんです…。
チケットを買ったからといって収益化の保証はないけど、それでもいいなら使ってね、という具合になっています。

実はド頭にもう書いてある

ここに書いてあるとおり、カラオケ音源は「著作隣接権」であり、音楽を作った人が持っている「著作権」ではないというところに注意です。

著作権と著作隣接権って何がちがうねん

著作権とは?

著作権は、歌詞やメロディなど音楽作品そのものを守るための権利です。通常、作詞家や作曲家が持っており、第三者がその作品を利用する際には許可が必要です。この権利があるため、音楽を演奏したり配信したりするには、著作権者への許可を得るか、適切な使用料を支払う必要があります。

著作隣接権とは?

一方で、著作隣接権は、実際に演奏・演唱された音源やその録音にかかわる権利です。カラオケの場合、制作したカラオケ音源や演奏の録音に関して、制作会社やカラオケアプリの運営会社がこの著作隣接権を持っています。つまり、音源そのものに関する権利はアプリ側が保有しており、利用者にその音源の利用許可を出す権限を持っています。


は?


まて、気持ちはわかる。
ざっくりいうと、音楽を作った人と、音楽を演奏している人の違いです。

今回は、カラオケ音源を演奏して権利を保有しているJOYSOUNDが「著作隣接権」の範囲での利用許可をOKにするかわりに、配信でのJOYSOUND音源利用に伴う収益化権利を「Proチケット」という形で切り売りした、という事だと思われます。

じゃあ収益化出来ないってこと?

これに関しては、私も何度も何度も読み直して確認したんですが、明確にわかりやすい言葉ではなかったので、正直、ぶっちゃけ、ガイドラインの書き方も悪いと思ってます。

収益化、については「一部できる」としておいたほうが良いかもしれません。

というのも、カラオケJOYSOUND for STREAMER 配信・動画利用ガイドラインにはこの様に記載されています。

利用可能な収益化システム
・YouTubeの「YouTubeパートナープログラム」
・ニコニコ動画/生放送の「クリエイター奨励プログラム」および「ニコニコチャンネル」
・Twitchの「Twitchアフィリエイトプログラム」および「Twitchパートナープログラム」
・OPENREC.tvの「OPENREC Creators Program」

Youtubeが定める、Youtubeパートナープログラムで収益を受け取る方法はこちらです。

動画再生ページ広告、ショート フィード広告、メンバーシップ、Super Chat、ショッピング

Youtubeヘルプより

一般的に言われる収益化ONは、動画再生ページ広告の事を指すと思われます。(私もそう受け取ったからONにした)

ガイドラインを読み進めるとプランの差についての記載があります。

Proプラン:お客様が行うライブ配信および動画投稿は、投稿を収益化することができる「利用可能な収益化システム」により収益化することができます。

ああ、収益化OKなのねよかったね…と思ってQ&Aを見ると

Q.作成した動画を使って収益を得てもいいですか。
A.個人で作成された動画は、以下の方法で収益化していただくことが可能です。
Proプランで本サービスを契約した上で、動画サイトの機能を利用した第三者からの自発的な寄付やカンパ(投げ銭)をもらうことが可能です。

寄付・カンパ、要はスパチャやスパステ、スーパーサンクスにしか触れられてないんですよね。
かなり日本人的お察し力が問われてる文章だと思います。
皆が思う動画化の収益は、広告収益を指すはずですし。

正直ガイドライン読んでてここめっちゃ引っかかってたんですよね。

これに関しては、開発元さんの規約の追加や解説を待つほかないと思います。

結論・配信者はどうしたらいいのか

私の個人的な見解としましては、Proプランチケット購入者は「広告OFF、スパチャON」が一番安心だと思われます。

少なくとも、スパチャ・スパステ・メンギフに関しては収益化OFFでも受け取れますし、ここさえしっかりしていれば使う分には問題ないと思います。

良い配信ライフになりますように。



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