自分本位
皆さまご機嫌いかがでしょうか。ヨガインストラクターで日本茶アドバイザーの まるやま ゆみ です。
私の文章に目に止めていただきありがとうございます。
とあるレッスンの後
アシスタントとして参加した私は、担当者に指導した感想を尋ねました。
「言いたいことも言えたし、私はとても満足!」
それを聞いて私は愕然としました。
とあるレッスンの顛末
普段なら私が担当するレッスンなのですが、イベントレッスンとして知人に指導をお願いすることにしました。知人を仮にAさんとします。私はアシスタントです。
Aさんが担当するのは、完全に私の専門外。内容についてはAさんに全てお任せしました。
もし仮にヨガのレッスンだったとしても、下手に口を出されると萎縮してしまうだけなので、内容についてとやかく言うことはありませんけども。
生徒さんはAさんの指導する分野については、何も知識が無いけど、たまたま話題に出てきて、気になったからやってみたい。という方々。
全員素人です。
確定した参加者さんやクラスの進め方について質問はないか、アシスタントとしてどのように動けばよいか。事前にお尋ねしましたが、レッスン内容のことしか質問されず。
「大変申し訳ないのですが、専門外で、質問の内容や意図さえ全く分からないのです。」「レッスンの中身は自由に決めてください。」という回答を繰り返しました。
考えた末、Aさんは私にレッスンの方針を話してくださいました。
初心者向けなので難しい話はしない。と確か言っていたように思います。
いざ蓋を開けると、Aさんのレッスン内容は既にその分野に触れたことがあり、更に学びを深めたいと思っている方に対して、最初にするような話だと感じました。参加者さんは、もぞもぞ動いたりあくびをしたり…。
私は、Aさんに随分ダメ出ししてしまいました。
ダメ出しの理由
ダメ出しなんて、偉そうなことを何故私はしてしまったのか…。しばらく考えて、私の大切な生徒さんに思いを寄せていないことが許せなかったのだ。と気づきました。
生徒さんに楽しんでもらえただろうか?とか。あの説明で理解してもらえただろうか?とか。生徒さんが楽しそうで良かったとか。生徒さんが一生懸命やってて嬉しかったとか。
生徒さんに対する感想が出てこなかったことがとても悲しかったのです。
緊張して周りが見えていなかったという可能性はあります。
それでも、自分本位な意見しか出せない理由にはなりません。
やり方は何だって良いんです。生徒さんのことさえ大切に思ってくれれば。
でも、どれだけダメ出ししたところで、こればっかりは自分が気が付かないと変われないんですよね。視点を変えるって話だから。
新鮮な気づき
私にとって、結果的にはとても良い経験になりました。まだちょっとプンプンしてますけども。
普段なら絶対やらないダメ出しをするほど、生徒さんやクラスを大切に思っていること。そして、私の先生が私に代行を依頼することは、私に対する信頼の証なのだと気付いたのです。
その点では、心がほっこりしています。
まだちょっとプンプンしてますけどもね。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
また、読みに来ていただけたら嬉しいです。
それでは。