航空大学校R5,R6過去問解説と1次入試対策抜粋(2024.4)
この記事は以下の記事の1次試験に該当する部分を抜粋しています。1次試験対策のみ知りたい方におすすめです。目次からR5,R6過去問解説へ一気に飛べます。
(2024.6.20)総合Part1の情報を追加しました。
(2024.9.1)R6過去問の解答を一部修正しました。
はじめに
自己紹介
ご覧いただきありがとうございます。
令和5年度航空大学校に最終合格しましたTomと申します。
私がnoteで「スキした記事」は航大入試対策の参考になるかもしれません。(私のアカウントページから見られます)無料の記事しかありませんが、私のnoteと合わせれば有料記事の購入は不要になります。
過去に出題された問題(数学、物理、時事)の傾向などを無料で紹介しているnote記事があります。
航空大学校入学試験について
募集要項と航大入試の現状
令和7年度(R7)の航空大学校(航大、Civil Aviation College:CAC)の募集要項、学校案内が航大HPに公開されています。
航大の定員は108人(2018年度以降、2018年度以前は72人だった)、令和7年度入試も108人になった
R7一次試験は2024年7月21日(日)。一次合格発表は2024/8/9(金)10時、最終合格は2025/2/21(金)10時
航大は訓練の効率化(寮の部屋数、飛行機の所有数など)のため、4回(1~4期)に分かれて(1期27人x4)入学する。1期生(72-1)の入学は2026年2月(最短)。概ね3か月ごとに入学するため、72-2は5月、72-3は8月、72-4は11月に入学すると思われる(本来は6月だが、R5が11月入学、R6が翌年2月入学)待機学生がいる以上、入学時期が早まる可能性はほぼない
入学時期は3次試験当日に持参する希望調査(第1~第4志望)によって決まる。偏りがあれば(最近はほぼ1,2期に集中する)希望は通らない可能性も十分ある。入学時期が確定するのは、3次試験合格通知書(3次試験合格発表日(金曜日)の次の週に郵送)に記載される。年齢は関係ありそう(マックスは1,2期の傾向など)だが、基準は未公開のため不明、成績順というわけでもないらしい。近年は待機期間の関係で年齢が今までより重視されているみたい
出願期間は令和6年5月13日(月)から6月3日(月)まで(消印有効)。出願方法は郵送か学校に持参
R6一次受験者数は約1200人(下の画像参照)
倍率は10倍程度。最新の倍率は学校案内(毎年4月)にて公開される
R6の1次合格者数は300人。1次試験の倍率は約4倍
受験料は4万円(1次2次AB3次の試験会場までの移動費、宿泊費もあるから実際はもっとかかる)
年齢制限がある。R7入試に出願可能な人は、平成12年4月2日から平成17年4月1日までの生まれの人。学年でいえば、大学2年~大学院2年で受験可能(チャンスは最大5回)。一浪していると大学2年~大学院1年(チャンスは4回)。令和7年3月末で大学(専門、高専卒業見込み)2年以上在学し、62単位以上になる見込みの者と記載されているので、最短でも大学2年生の時からしか受験できない。
受験可能年齢、試験の難化傾向、2次以降の運、待機期間の変更、授業料の値上げなどを考慮して、航大に行きたい人はなるべく大学2年、3年のうちに受験しておきたい。
航大は国交省所管、大学は文科省所管なので、大学を休学して航大に行く二重学籍が制度上可能。大卒ほしい人は、入学までの待機期間、座学課程修了後の待機期間で大学、大学院の卒業をねらいましょう。大学生はフェイルしたときの保険として、待機期間に復学するために、休学する人が多い印象(休学費用や休学の許可の有無は大学によって異なる)また、論文発表など大学の都合による授業の公欠も航大は認めている
身長制限があり、158㎝以上
授業料がR7入学者より値上げされた(H30~R6は2年間で合計3,208,000円、R7は2年間で合計4,808,000円)授業料は各課程開始時にその課程に対する授業料を納付する
入学料282,000円は合格発表後の3月末までに納付しないと入学取消になる
授業料以外の航空身体検査、制服、各課程間の移動費、追加の授業教材の費用もかかる
貸与奨学金を申請することが出来る(月3万x24か月分=72万円か、月8万x24か月分=192万円)
自宅待機期間(コロナ、帯広の天候不良のため訓練が遅延している)は宮崎帯広間と帯広宮崎間で合計約1年(公式発表)
試験内容
試験は全部で4回
1次(筆記)
2次A(脳波以外の航空身体検査、心理適性検査)
2次B(脳波検査)
3次(面接、操縦適性検査(フライトシミュレーター))
合格までの1年の流れ
R7年度版
4/26 募集要項が航大HPに公開される
5/13〜6/3 出願期間
7/21(日) 1次試験
8/9(金)10時 1次試験合格発表
9/14~9/22(土日祝の指定日)2次A試験
10/18?(後日判明) 再検査対象者発表
11/15?(後日判明) 2次B対象者発表(実質2次A合格発表)
12/7~12/9の指定日 2次B試験
12/27 2次合格発表(実質2次B合格発表)
1/21〜2/4(月〜木指定日) 3次試験
2/21 最終合格発表
試験会場
1次
札幌市、岩沼市(航大仙台校)、東京都、大阪市、福岡市、宮崎(航大本校)
出願時に受験地希望を出します。
集合時間
1次
朝9時集合、10時英語開始、15時総合終了時刻、みんなラフな私服
1次試験
その前に
先に言っておきますと、1次の成績が航大に受かるために超重要です。詳細は元記事をご覧ください。結論1次の成績が最終合格まで大きく関わってきます。
また1次試験の最低点は公表されていませんが、成績開示をみると正答率7割は最低限目指すべきでしょう。この7割は2次S判定が前提です。2次A判定だと不合格になるでしょう(どういうこと?と思った人は元の記事の「1次試験」冒頭を読みましょう)。点と順位の関係は、過去問解説の下に成績開示をもとに書いてます。
開示している他の受験生の順位を見てみると(Twitterなどで)、1点2点に極端に集中していることに気が付きます。3点で(英語1問分)で順位は15位くらい、10点(総合2問分)で順位は30位とか変わってたりします。
そういう世界です。出身大学の偏差値なんて関係ないです。いかにミスしないかが1次で問われています。
出題範囲、教科、時間配分
1次の出題範囲は募集要項(R5、R6、R7)にこのように書いてあります。教科は英語と総合の2教科です。
英語:読解、語彙、熟語、リスニングについて行います。
総合:操縦士として必要な判断・処理能力(空間認識、資料の読取等)、時事問題を含む社会常識及び数学(数と式、二次関数、二次方程式、三角比、三角関数、指数関数、対数関数、微分、積分、平面図形、ベクトル等)自然科学(気象、力学、熱力学、波動、電気と磁気等)の一般知識を問う試験をマークシート方式で行います。)
試験時間
英語:90分(リーディング70分、リスニング20分)、総合:120分
英語は1冊の問題冊子で、リーディング終了後リスニングをします。したがって、リーディングの時間にリスニングの問題を把握することは可能です。私もリーディングの時間でリスニングの選択肢の和訳をしてました。
総合も同様にPart1Part2の2冊が最初に配布されますが、時間は合わせて120分です。これはどういうことか。
時間配分(Part1に何分費やすか)が大切です。
この仕組みはR5が初で、私は問題配布されて試験が始まるまでの時間(15分くらいある、やたら長い)で時間配分を一生懸命考えていました。(今は試験前日までに考えておきましょう)
私はPart1を40分、Part2を80分で解いたと思います。Part1が1問5点になったので(Part2は1問6点)時間はある程度費やすべきだと考えました。
また総合Part1は終了後回収されます。対策もしにくい。
配点(350点満点)
英語:100点(リーディング80点、リスニング20点)
総合:250点(Part1:100点、Part2:150点)
問題形式
英語
大問3題
①文法、熟語 2点×10問
②文法、語彙(語句穴埋め)3点×10問
③下線部和訳 3~4問(年による)で30点、ここだけ記述式。長文だけど和訳しか出題されない。(過去問参照)
リスニングは2パートに分かれている。Part1は1問1答(10問)、Part2は2問ずつ(5セット、10問)。問題冊子には英語の選択肢のみ記載されている。問題文は2度読まれる。
よく言われるのが、本番の点数はTOEIC L&Rの点数×0.1が目安。例えば820点の人は82点程度になる。
ちなみに航大合格者のTOEIC点数はみんな高いです。600点台はあまり見ない気がする。英語は基本的にみんな出来るので、英語で点差は大きくつかない印象。とはいえ総合が苦手な人は英語も高得点を狙おう
総合
Part1:5点×20問、Part2:6点×25問(一部3点×2に分割する問題もある)
R4までは総合1で2点×50問、試験は50分、問題の難易度は問題によるため、いかに取捨選択し素早く正確に解ける能力などが必要だった。
ここでR4の出題形式とR5(R6)の出題形式を募集要項で比較する。
R4
総合1:操縦士として必要な判断・処理能力(計算処理、空間認識、 確率、資料の読取等)及び自然科学の基礎的知識についての試験をマークシート方式で行います。
総合2: 時事問題を含む社会常識及び数学(数と式、二次関数、二次方程式、三角比、三角関数、指数関数、対数関数、微分、積分、平面図形、ベクトル等)、自然科学(気象、力学、熱力学、波 動、電気と磁気等)の一般知識を問う試験をマークシート方式 で行います。
R5、R6
操縦士として必要な判断・処理能力(空間認識、資料の読取等)、時事問題を含む社会常識及び数学(数と式、二次関数、二次方程式、三角比、三角関数、指数関数、対数関数、微分、積分、平面図形、ベクトル等)自然科学(気象、力学、熱力学、波動、電気と磁気等)の一般知識を問う試験をマークシート方式で行います。)
問題の範囲に変更点があることに気づきますね、旧総合1で記載の「計算処理」「確率」が消えています。また、旧総合1には簡単な物理数学の問題(自然科学の基礎的知識)があったが、総合Part2に統合されたとみられる。
総合Part2の範囲は要するに高校数学1A2B3(必要十分、証明、場合の数、確率除く、3は積分のみ(このことについて以下に詳細書きました))、高校の物理基礎と物理(原子除く、万有引力は出たことないけど出題範囲内ではある、R6物理で初出題の問題が多かったことから原子以外必ず勉強する)、時事問題(航空関係1問+その他数問)、地学(気象、環境分野のみ)と解釈できます。大学数学物理などは不要です。
また各教科(英語、総合Part1、総合Part2)には足切りが設定されていて、例えば総合Part1、自然科学(数学物理)の足切りにひっかかり1次不合格になった人がいるみたいです。(足切りの存在は非公表だが、成績開示に足切りになった教科が明記されているみたいです)総合Part1は65点以下?(7ミス)(Twitterで見かけただけです)。総合Part1も甘くみないように!
数3の過去問まとめ
数3の問題は過去に出題されています。最新のR7入試でも出題されています。
R7では2問も数3から出題されました。私も2問でるとは思っていませんでした。しかし例年通り出題された分野は微分(eのx乗の微分)と(定)積分でした。今後は数3も勉強する必要があるかと思います。
実際に出題された問題をまとめられたブログがありました。また私も過去問分析してみました。
私が初めて数3の知識を使うと思った問題は、H31年度問25です。
定積分自体は数2にありますが、解法としては数3の置換積分という分野を用います。
式変形を工夫すれば数2の知識でも解けますが、数3学習者は積分範囲を代入すると0にいなるから置換積分が楽かなと考えます。実際に解くとこんな感じです。
過去の数3の問題も全て並べてみました。
2020年度問25
立体の体積を積分で求める問題。数2では出題されない複雑な体積を求めます。切断の仕方で解法は2パターンあります。パターン2は合成関数の積分か置換積分で解けます。
R4問23
一見数2の範囲に見えますが、数3未学習者は1/yの積分で手が止まります。数3では1/xの原始関数はlogx(logxの微分は1/x)であることを暗記してます。またxではなくyの積分であることも注意です。
R5で数3の出題はありませんでした。
R6問43では区分求積法(数3積分の範囲)が出題されています。
n→∞で1/nとΣk/nが作れそうなので、区分求積法という方針。数3なので数列の知識も必要になります。問題難易度は初歩的な教科書レベルです。
最新のR7では数Ⅲが2問(2問は初)出題された。問題と解答を作りましたので、解いてみてください。今後は数Ⅲの対策も必須なのかもしれません。12点はかなり大きいです。
数2の極限はR3問25、R4問25で出題されていますので、数3の極限が今後出題される可能性はありそうです。数3の極限がまとめられたサイトがありますので、これだけでも理解しておくと良いでしょう。
R6までに出題された数3の問題で共通しているのは、積分の範囲からのみ出題されていたことです。しかしR7で初の数3微分が出題されました。一応募集要項の出題範囲にも微分積分(数3含めるかどうかは記載なし)と記載があります。
数3を勉強するならば、積分分野、特に過去に出題された範囲(積分の基本公式、置換積分、区分求積法)。追加で簡単な微分(ネイピア数、三角関数の微分公式を覚えるなど)をやると良いかと思います。問題の難易度自体は難しくありませんので、例題ができる程度で十分です。
総合Part1過去問、出題傾向
私が入試直後に記憶で再現した過去問をもとに出題範囲を分析しました。2問ほど紹介します。
私が思う総合Part1は
公務員試験(大卒)
SPIの非言語(言語は不要)
CAB、GAB
中学受験算数
などです。
Part1は地頭の部分もあると思いますが、参考書を通して得られる知識も多くある分野です。(例えば図形の規則性のパターン、正多面体の頂点の数の求め方)2時間という時間は非常に短く感じる問題量です。R4以前と同様に素早く解答する能力と問題や情報の取捨選択の能力は必要だと考えます。
私が具体的に使用した対策本は使用した問題集の章で記載してます。
おまけ
R4の過去問(R5から出題形式、範囲が変わった影響で、例えば資料解釈の問題はありません)
2地点の経度から日付を求める問題、2つの濃度の溶液を混ぜたときの濃度、部分分数分解の和(規則性)、1234234534…の200番目、例と同じ回転された平面図形を選択肢から選ぶ問題、立方体になる展開図、9x9マスの真ん中から1234数えるやつ、2つの立体図形を組み合わせて出来ない立体の選択肢を選ぶ問題、図形(凹凸ある四角形)の周の長さ、ビルからプールを見下ろした時の見え方、立方体の段々に積まれた合計数、仕事とかの物理単位、GABの規則性2題、○○m進み右に○○°曲がり…したときの距離と方角問題、切断後の立体の体積、等式の正誤、ブラックボックス、飽和蒸気圧曲線、料金計算、折り紙の一部(数か所)を切って展開したときの図形、1/4円を直線に沿って回転させたときの軌跡、準正14面体の辺の数(図は与えられる)、数列の和、集合、多面体の辺の数、2つのサイコロの和の確率
R5(出題数)
規則性(CAB):1
数列(SPI):3
通過算:2
空間認識:4
計算処理:1
資料の読み取り:6
推論:2
集合:1
R6の過去問(Twitterで見かけただけなので、完全に信用しないように)
正十二角形の対角線の数(対角線の本数は組み合わせで求める)、数字の規則性(-4→x→-6、6→x→4など)(数列)、縦○cm横○cmの長方形を正方形のみに分割したときの最小の正方形の数(最大公約数最小公倍数の問題)、同じように正方形を長方形で埋める問題、図形の規則性、立体の切断面の形、積み木の数、屋上からプールを見たときの形(俯瞰図、R4と同じ台形)、東西南北にいろいろな速さ時間で移動して最終的な位置(R4と同じ)、模様付き立方体の展開図と同じ立方体を選択、溶解度のグラフ読み取り、資料読み取り(割合、計算、旅行の料金算、利益算、輸送量、航空経路)数問
R6(出題数)
組み合わせ(対角線の本数):1
法則性:2
図形(敷き詰め問題、展開図):2
空間認識(断面図、見え方):2
ブラックボックス:1
計算処理(距離と方角など):2
割合:2
速度算:1
損益算:1
資料の読み取り(料金計算、数値の読み取りなど):6
3年間で傾向が出ていると感じます。資料の読み取りは日本語の選択肢ではなく、結局必要な数字を読み取り計算する問題がメインです。図形、規則性は特に力を入れましょう。1次不合格の人で数学物理に多く時間を割いてPart1を軽視して落ちた人もたくさんいるみたいです。この記事を見ている人は絶対に対策しましょう。
過去問の入手方法
過去問(1次の総合Part2、英語)はどこで入手するか?大学みたいな赤本はありません。
まず「航空大学校 過去問」と検索すると主に2つサイトが出てきます。
1つめは航大HP
ここに1次試験の過去問が数年分あります。ただし、総合Part1(旧総合1)、英語大2、3問はありません(著作権の関係)。また問題のみで答えと解説はありません。英語の本文付き(大問2,3)の問題は学校に直接過去問請求することで手に入れることができます。
2つめは現役パイロットJさんのブログ
航大の入試問題(総合)の答えと解説を分かりやすく数年分掲載されています。私も含め多くの受験生が参考にしています。(私も大変お世話になりました。ありがとうございます)令和5年度入試問36の答えは違いました。(2√2は最小値です、問題文で問われているのは、、、)
2023年時点では基本この2つしかないです。イカロス出版社が、航大の英語と総合の問題を解説した「パイロット入試問題集」という本を2年に1度発売してましたが、2021年で絶版されたみたいです。
じゃあ英語のすべての問題(ほかの方法)とJさんが解説されてない総合の問題はどのように入手するのか。
メルカリで過去のイカロス出版のパイロット入試問題集を買う
これです。しょうがないですね。定価は2800円ですが、プレミアム価格でいまや1冊5000円くらいですね。10年分だと1冊2年分なので計5冊の25000円です。(メルカリで「パイロット入試問題集」を検索条件で保存すると便利、まとめ売りしてる人もいる)合格した後に売ればプラマイゼロです。
私からの個人的なお願いは、売る時には買値よりは安く(1000円など明らかに安くしてる方もいます)していただきたいです。後輩のためにもよろしくお願いいたします。
航大合格者が使用した問題集が載ってるサイトによると、合格した人は全く同じあるいは似たような問題集、参考書をやっていることに気づきます(Webで「航空大学校 参考書」と検索する)。
馴染みがある問題集、持っている問題集があればそれで良いです。市販の問題集だけで十分合格狙えます。過去問が時間内に解けて、1次に合格できれば良いのです。
とは言え、不安な人はここに載っている問題集だけでなく、他の問題集をやると思うしおそらく合格した人はやっています。
この問題集を絶対やりましょう!ではなく、私はこの問題集やりましたよっていうのを教科ごとに書いてます。
英語(リスニング)
スタディサプリTOEIC講座(3か月)、Youtubeで英語聞いてた
英語(リーディング)
大問1、2
ネクステ、シス単1900、Ultimate(竹岡)、英検準一級パス単、金フレ
大問3
英文読解の原則125(竹岡)、英文読解の透視図(途中まで)
英語は高校の時に使っていた問題集を主に使いました。
文法系と単語帳をやって、TOEIC対策だけだと和訳は対策しにくいので、構文、英文解釈系の問題集も1冊やるのもありです。
総合Part1
募集要項の出題範囲を参考に本屋さん(就活コーナー)に行き、良い感じのやつを選びます。2番目の畑中さんは昔予備校で総合1を教えていた人で航大受験の問題集として多くの人が使用されています。
史上最強のSPI超実践問題集
大卒程度 公務員試験 畑中敦子の数的推理の大革命! 令和版 (公務員試験/畑中敦子シリーズ)
これが本当のCAB・GABだ!
中学受験算数が無料で見れるサイト(中学受験 算数 図形で検索)
総合Part2
時事
ネットニュース、時事問題のアプリ
日本と世界の時事キーワード
超速マスター! 一般常識&時事問題
時事はわりと出るし(4問)1問6点です。勘も大事ですが中3公民レベルは問題集を使って思い出しましょう。すべてを網羅することは不可能なので、過去問分析をして出やすいジャンルを絞って勉強すると良いです。本屋の就活コーナーにたくさんあります。毎年出る航空系のニュースは過去問を参考にAviation Wire、ネットニュースを見てました。
「時事問題 まとめ」で出てくるサイトやアプリで勉強しても良いです。下のサイトは良さげでした。
気象
ひとりで学べる地学
パイロットに必要な航空気象
気象の問題が毎年1,2問出ます。過去問の内容は最低限理解しましょう。「パイロット訓練生の航空気象 理論と実践」という本(kindleもある)だと航大入学後も授業で使用できます。
物理
物理のエッセンス2冊(原子を除く、出題範囲に記載なし)
良問の風
センター試験過去問(河合塾黒本)
短期攻略センター試験対策(駿台)
エッセンス、良問は何周もしました。最近の入試難易度を考えて良問の風もやりました。過去問と全く同じ問題もあるし。あとセンター試験過去問は問題演習としてやってました。年々問題難易度が上がっているので、理系の人でもなめていると1次で落ちてます。
エッセンスの問題を全問解説している人の動画がYoutubeにありますので、物理苦手な人は参考にすると良いです。
数学
青チャート数1+A(場合の数、確率、図形の証明以外)、2+B(証明以外)
センター試験過去問(河合塾黒本)
受験の月(問題大量で無料、おすすめ、数3はここだけ)
数学は得意だったので青チャートの例題とExerciseのみやりました。航大レベルを超える難易度の問題はやってません。
問題演習としてセンター試験過去問もやりました。
数3は出ても1問なので、やるかどうかは個人の判断に任せます。
R5総合Part2の解答、解説
解答と解説を作成しました。
雑な解説付きですが、よければ参考にしてください。過去問解いてない人はネタバレ注意です。私流の解き方なので別解がある問題もあると思います。Lv.は4段階で難易度を表しています(主観で)。Twitterの成績開示を見る限り、7割あれば1次合格できて(英語もあるけど)、8割以上で2桁順位を狙えます。
R6英語、総合Part2の解答、解説
英語は平年並み、総合Part2は難問がほぼなくて、R5と比べ易化したと感じました。しかし数3が2問出題されたことで理系がやや有利だったかもしれません。時事もマニアックなものはありませんでした。個人で作成したので、解答が絶対正解とは限りません。
R6総合Part2問28の解答を修正しています。(2024.9.1)
R5入試では、8割(280/350)あれば50位以上、7割(245/350)でギリ300位以内でした。
R4入試では、8割で100位前後です。
R6入試のボーダー(250~300位)は7割だと思われます。(R6受験をした知人の成績参照。その人は2次S判定で最終合格)
予備校の存在
独学だと不安な方は予備校の選択肢もあります。合格実績がある有名な予備校が2つあります。気になる方は調べて相談しても良いと思います。
航大受験ゼミナール(HPに合格体験記、料金、内容の詳細あります。公式Twitterでは航空時事をリツイートしてるので時事対策に有用です)
イカロスアカデミー(THE PILOT2024によるとR5最終合格者数は23人中2人みたいです。HPに模擬授業の動画がありましたので参考にすると良いです)
予備校に通う人の割合は模試の受験者数、THE PILOTに掲載されている合格実績を見る限り、全受験者数の1割前後だと考えられます。模試のみ利用することも可能です。年に1-3回あります。模試は予備校による時事予想、総合の演習、受験者層内での順位が確認できる良い機会です。最近は通塾タイプだけなく、遠隔で授業を受けられるタイプもあるみたいです。私は航大受験で予備校を利用しなかったので、航大受験の予備校は不要だと考えています。
元の記事では航大についてより詳細に書いています。
m(__)m