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ボロニア風ラグー

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映画で例えるならば...

というより、このボロニア風ラグーソースをスパゲッティに絡めながら是非観て欲しい作品がある。


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【アデル、ブルーは熱い色】(2013)


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観たことがある人には、「ああ。なるほどね。」と頷いてもらえた気がする。


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語らずとも、この画像で察して頂けたのではないだろうか。


主人公のエマが家族団欒鍋に入ったボロネーズを囲み、特別なことは何ひとつせず、大口開けて詰め込むように次々スパゲティを頬張るシーンがあるのだが、このシーンほど、見た目が雑なのにものすごく食べたくなるボロネーズを知らない。(ナイフについたソースまで、しかも両面しっかり舐めとるほど美味しい味、ものすごく気になる)

見た目も美味しそうなジブリ飯を食べたくなるのは当然だが、「美味しそうに食べる」人の姿こそ、最も食欲をそそるものなのかもしれない。

どこかのコメンテーターの立派な食レポよりもエマの品のない食べ方の方が「食べたくなる」


公開当時劇場で当作を観たその足で、親友と近場のイタリアンに駆け込み、彼女のようにボロネーズをあっという間に平らげたのが懐かしい。

...ここまで言っておいてなんだが、当店のボロニア風ラグーソースは是非ご家庭でスパゲティと絡めて、赤ワインと香味野菜でじっくり煮込まれた肉の、隅の隅まで染み込んだ旨味を口いっぱいに味わいながら、フォークで丁寧に上品に食べて頂きたい。

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