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好き嫌いを発信すること


 先日とある友人とお話しする機会がありました。なにやら、この超ド級のヘンテコなnoteを「面白い!」って言ってくれまして。

そこで湧き上がる感情が2つありました。

①めちゃくちゃ嬉しい!という気持ち
②不思議な気持ち

です。

①について

妄想を繰り広げた頭の中や、ただただ好きな言葉を羅列する事を良いと言って頂ける事は、何よりも自らを奮い立たせられる。自己承認が出来る。

やはり、自分の好き、もしくは熱中している物事を"良い"と言ってもらえる程嬉しい事は無いんじゃないでしょうか。自分はとても今回の対話でそう思えました。発信する事の意味が見出せました。ここでもお礼を言わせてください。
ありがとう。嬉しい!!!

という気持ちです。

さて、問題の②が今回の内容となります。


不思議な事だと思った理由が下記になります。
あなたがこの記事を読み終えた際に、一緒の到達点にいるか、はたまた、漂流しているか。

それはコメントを頂けると、より一層深く考えられるキッカケになりますので、よろしくお願い致します。


②について

私の父の話をします。

父は芸高に通っていたので、絵がめちゃくちゃ上手い。すると、アニメや漫画が好きなのは勿論、絵画に関しても好きでした。

なので、若干世間で言う、この"オタク気質"で、プラモデルやフィギュアなどを集めたがる収集癖の持ち主なのです。

父の集めているそれらは、父に育てられた私ですから勿論ほとんどが好きな訳です。

ですから、
自分「なにそれオタクやん!笑(褒め)」

父「オタクの人が怒ってくるから俺のことはオタクって言うな!」

みたいななんとも不毛な会話をたまにするんですが、

母「ほんま気持ち悪いわー(苦笑)」

と、純度100%の毒を塗った矢が身内から普通に飛んでくる家だったのです。
(※最近は、母は父の趣味を理解をしようとしている様子です)

こういった毒矢が飛ぶ様を横目に見て育ってきた自分は、好きな物を好き過ぎて集めたり人に話したりすると気持ち悪がられるんだなあ。と思って育ってきた訳です。

つまり、父はアニメや漫画が好きでプラモデルを作ったり集めたりする人であるから"気持ちが悪い"と言われていたわけです。

話は変わって、
私は擦り切れた洋服、何かがオカシイ洋服、退色もしくは着色して、チグハグな色の洋服、ボタンやシンチバックが錆びてたりする洋服などがとても好きです。

その1着がどのように着用されてきて、どういったディテールを生んだのか、また、持ち主がどういった人だったのか、カルチャー的視点から歴史の背景をなぞる事が出来ないか。

など、様々な考察をしたい。ある意味服というより研究資材a.k.a洋服のようなところでしょうか。

こういった
「考察を広げたり、工夫を凝らして1人で楽しむ様」というのは、ある意味プラモデルが好きな父となんら大差はないような気がするのです。

ボロい服を集めている人を苦手な方は同じように見えるのでしょうか?見えないのでしょうか?

ボロい服は気持ち悪いけどプラモデルとかアニメ好きなのは良いのでしょうか?

どうでもいい人や、どっちも好きだっていう人はいるんでしょうか?

母には気持ち悪いと言われるのは服に対してしかありません。
「誰が着てたかわからへんし、気持ち悪い」
のような事を言っていました。

具体的にどう1人で楽しむのかという話をすると確実に違うでしょうが、他人から見た違いなんて、妄想してそうとか、アニメ好きな奴はちょっと気持ち悪いとか、古い服とかカビが生えてそうとか、お金持ってなさそうとか。
奥深くまでその人自体を考察する事が無いような気がします。

実際、身内の母でさえ、そう言っているから、「好きな人にしかわからない、好きなところ」があり、

逆に、

「嫌いな人にしかわからない、嫌いなところ」
もあるんでしょう。きっと。
これをわかりやすく、なぜ好きか嫌いかを話せる場所がこういったnoteのようなものなのかもしれませんね。

もっと、
「この人はこれが好きなんだ。へー。だから絵も上手いんだ!」
のように、好きな物事はその人を作り上げた1つなんだ。個性的なくくりで見れたら視野が広がりそうだな、なんて思っております。

※ただし、「犯罪系の趣向」や「不道徳さ」はこのトピックからは除きます😡

みんなが好きな事、嫌いな事もっと書いて欲しいし、読みたいって思ってます。
と言いますか、どういったところがどうなのか、発信しないと分かり合えない気がするのです。発信したら、それはそれで少しだけ正当だと思ってしまうような。


どんな多様性を生むにも1人の発信からなのかも知れません。


さて、このnoteを書いております理由はきっとそういったところを集約したものになっていると思います。

今日は自分の好きな汚れについて書こうとしましたが、また次回にでも書くことにします。
次回はトップ画像のデニムジャケットについて書きます。

よければまたいらしてください。

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