Listening対策(IELTS)

 一応2日に1回更新と銘打っていたが、一昨日は更新しそびれた。先日、インスタグラムで当ブログの存在を公開したら、大学同期たちからさっそく「お前こんなの書き始めたんか」と言われた。挙句は「1回の量が少ないから毎日更新にするか1回あたりの分量を増やせ」とのお達しが…。それにもかかわらず早々に更新をさぼって申し訳ない次第である。いやはや。大学ではなんだかんだ私も言っていたが、反応してもらえるのは(本心では)嬉しいのである。

 さて、今日は前回に引き続き、IELTS対策を見ていく。試験時間:40分、問題数:40問となっているリスニングの勉強回だ。合計4セクション(各セクション10問)で成り立っている。大問の1と3がダイアログ、2と4がモノローグになっている。まずはこれらの音声がほぼ休憩をはさむことなく約30分流れ続ける。スクリプトを読んでいるのはネイティブスピーカーで基本的にはイギリス英語が流れる。一応、各大問の中間と終わりのところで問題用紙を読むための時間はあるが、体感的にはかなり短い。こんなときこそ60wpmだと全く問われている内容が入ってこないまま音声を聞くことになるので、やっぱり速読は大事である。
 私たち受験者は、聞きながらメモや解答を問題用紙に記入することは許されているが、回答用紙への記載はできない。全ての音声が再生されると、そこから残りの10分間で解答を解答用紙に書き写す時間が与えられる。大問の1と2は日常的な会話や生活に関する説明が主に出題され、3と4は講義やセミナーなど大学での授業を想定した学術的な内容が出題される。問題構成は4択問題だけでなく、様々なタイプの問題(選択問題、地図、図表の分類、フローチャートの穴埋め、記述式問題など)が出題される。
 この試験において、問題文の速読と同様に大事なこと。それは、綴り(スペル)や文法による間違い(複数形のs抜けなど)も不正解となるということである。完全に0点となる。部分点なんてもらえるわけがない!そのためスペリングミスには注意を払う必要がある。
 そして、どのセクションも音声は一度しか聞くことができない。しかも高速で問題は進行していくので、一度聞きそびれて焦ると一気に坂を転げ落ちるがごとく解けない問題が増殖してしまうところが怖いところだ。私はいきなり大問1の後半でこの現象に陥ってしまった。何とかここで心を立て直して、2から4はほぼノーミスで乗り切った自信があるのだが。とにかく本番、何が起こるか分からない。ちなみに私は本番でこそ7.5という成績をとれたものの、練習段階ではずっと40問中20問くらいしか正解できなかった。自分はリスニング苦手だったっけ?と錯覚するほどには点が取れなかった。それで本番もいきなり初手から失敗した。よくぞ残りをノーミスで逃げ切ったものだ。

 さて、リスニングの勉強法について。もうこれはネイティブの発音を聞く、そしてシャドーイングをする、これしかない。海外ニュース番組を聞く、とか、海外の好きなドラマを見る、とかTEDを聞く、などなど、どれも非常にお薦めだが、唯一にして最大の注意点がある。それは、スクリプトは必ず見る、ということ。なんか早口でしゃべっていて聞き取れなかったなぁ~、という個所は放置せずに、本当はなんといっていて、そしてそれが、どんなふうな音の連続が起こっているか、どの単語は強拍で読まれていて、どの単語はほとんど発音されていないかということを学んだうえでマネしないと意味はない。スクリプトもなくただ聞いてなんとなくマネしているだけでは、リスニング力は伸びない。これが私の信条である。


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