光の速度で進んでいるんじゃないかと思うくらい早い日々と、不安のこと
月日が経つのは、早い。
働き始めてから、そう思うようになった。
ただ、今年は、なんだか異様な気がする。もう6月って。体感的な時間の速度が早すぎる。2021年が半分終わろうとしているとは、到底思えない。
感覚的には、まだ数ヶ月も経ってないくらいな気がする。
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なぜこんなにも時間が過ぎるのが早く感じるんだろう。
昨今の情勢もあり、仕事も一部テレワークだったり、休日も日用品の買い出しくらいでしかほぼ外出しない。
外界から受け取る刺激が少ないのかもしれない。
以前、Twitterで、はるかさんが描いた『家に閉じこもり続けたら、世界の解像度が下がってしまった』話を思い出した。
読んだとき、「すごいわかる…!!!」としみじみ思った。普段、一体どれだけの情報量を受けて生活していたんだろうと愕然とした。
(そしてやっぱり、途中でちょっとオンラインに疲れた。笑)
◇
最近は仕事が忙しいのもあるけれど、同時に、自分から仕事をとったら、いったい何が残るのだろう、とまるで定年退職したお父さんのようなことを思う。別にみながそうではないだろうけれど。
日常生活の大部分のエネルギーを仕事に持っていかれているので、ときどき我に返ったとき、「これでいいのだろうか」と思う。
今の仕事は、きっときらいじゃない。むしろ、好きなこともしている。
普段抱えている業務の幅が広いせいか、一概には好きと言えないのがむずかしいところだけど。
ただ、時々、このままでいいのだろうか、という漠然とした不安に襲われるのだ。
具体的に何が不安なのか、もう少しわからないと対処のしようもないのだけれど、なんというか、ただ不安なのだ。
今の自分は、これまでの自分が必死に積み上げてきたものでできていて、けれどそれが、時々音もなく崩れてしまいそうな気がしていて。
それは、とても絶妙なバランスで保たれていて、何かのきっかけでそれが崩れてしまうんじゃないかということが、私は怖い。
人に言ったら「そんなに簡単に壊れてしまわないよ」と言われてしまいそうで、怖いから人に話したことはほとんどないけど。
けれど、人は何かのきっかけで崩れ落ちてしまうと、身をもって知っているから。
その場合は、そのきっかけ自体が問題なわけではなく、それまでの間に蓄積されたものが、ある日限界を迎えて決壊することがあるからだということも、知っているけれど。
そして、それが自分には二度と起こらないなどど、一体誰が保証できるだろう。
そんなこと、誰にも保証できないと、わかっているんだけどなぁ。
◇
多忙と多忙の狭間に、ぽっとすき間時間ができると、どうしても、不安定になりがちだ。忙しいときは考えないけれど、時間ができると、ふっと我に返ってしまうから。
この不安、どうしたら解消できるのかなぁ。いつになったら、「大丈夫」になるのだろう。10代の頃から抱えているけど、それでもまだ「大丈夫」とは思えないから、先は長いんだろうなぁ。
仕方ないなぁ。抱えていくしかないね。
いろんなことを抱えながら、どうにか日々を生きていくんだ。
いつか、大丈夫になる日を夢に見ながら。