
【ショートショート】作者記録~インプットしてアウトプットする~
日中少し温度がマシとなった晴れ模様。
6畳の和室にあるローテーブルが定位置。
座椅子から広めの座布団を敷いてあぐらをかく。
もはやお馴染みの光景となっている。
目の前に画面12.1インチの中古ノートパソコン。
買い替えが面倒と思いつつも避けては通れない。
まあいいかと今は割り切っておこう。
朝ごはんはトーストの目玉焼きで塩コショウ。
白だしに醤油かけてのかけうどん。
あとは食後のコーヒーを味わってのデスクタイム。
SNSでのいつものチェックを始めていく。
「ふむ・・・」
とある人のスタバによる風景写真が目に留まった。
よしここだ!!
ターゲットをしぼっての狙撃手。
相手先の記事にじっくり読み、敬意を払って詩の世界を描く。
きっと反応が来るだろう。
楽しんでくれそうな予感がしてさ。
後ほどコメントで大爆笑をしてくれた。
「すばらしい嫁さん画伯がいらっしゃるんだよな」
ちょい悪な勝利のVサインにゃんこ。
大いに結構なこと。
きっと猫だって悪戯をして楽しみたい時はあるはずだ。
そういう天邪鬼も愛しき猫の一部でありましょうや。
さて・・・。
「他の人の詩とショーショートをチェックするか」
とりあえず詩のほうから。
別れをテーマにした詩。
これは感情移入がしやすい。
出会いがあれば別れもあるのが世の常か。
ありがたく参考にさせてもらい、自分なりの別れテーマで詩を創作する。
インプットをしてからのアウトプットだ。
では次・・・。
「春の兆しか。なるほど確かに」
スーパーの棚による桜色のお菓子。
ここからピコーンと不意に思い出す。
立ち寄ったスーパーの食パンコーナーで見かけたんだ。
米の価格高騰という札の存在をな。
値上がりの米より価格安定の食パンをどうぞという誘い。
もはや詩を書かずにいられない。
サラサラと思うがままに書く。
こちらもインプットからのアウトプットとなった。
「ショートショートもチェックするか」
郵便をテーマにしたショートショート。
早い時もあれば遅い時もあって。
有名な大手通販で実体験をしたので気持ちはわかる。
だからこそ配達員への感謝を詩で綴ることにした。
今の物流業界が過酷で人手不足だとお察しするから。
よし次だ。
「この方のショートショートは発明が強みだな。まさに博士だよ」
ショートショートにもジャンルがあるよな。
勝手なイメージで悪いが、白衣を着た科学者が似合いそうだ。
発明が得意分野という点をなんとなく感じた。
考えてみると、自分の得意不得意はまだわからない。
今はまだ手広くやってみる段階だから。
まあ、そこは焦ることもない。
・・・よし、別の人も見てみるか。
「1分小説だって・・・ショートショートと同じ?」
文字数で検索をすると、1分小説は400~600字程度といわれている。
1000字前後となれば2分となるが、余裕を見積もるなら3分は欲しい。
しかし・・・。
「400文字で書くとなれば、超短編小説になるぞ」
もし書きこなすことができれば、アウトプット率は跳ね上がるね。
ここだけは書くという重点ストーリー。
今はまだ思いつかない。
だが、読書の短文感想でつまみ書きを得意としているからな。
この場での約束はできないが、やれたらやってみようか。
中村 陽炎