ニワカ○○企画とかが多すぎる。綺麗な資料もアンケートも分析もいらないから行動で示せ。そんなに素晴らしい企画なら早く実行しろ
企画には綺麗な計画書もプレゼン力もいらない。実行力が全てだ
「自由で不自由な仕事。それが真の企画屋だ」
以前、ある会社の事業開発部にコンサルしていた際、半年かけて制作した新規事業の事業計画書が役員会で稟議が通らず、全く関係ないシステム開発のプロジェクト(しかも焦げついている!)にチームごとアサインされることになった。
その時一人のクライアントが「私たち企画屋の仕事では無いですね。」と呟いた。
リーダーからは、「〇〇課の実行力が試されているから真剣に取り組もう。ここを乗り越えれば、またあの企画に関われるはず。」というメッセージがあった。
企画屋とはなんだろう?
膨大な調査と分析。顧客調査やアンケートをはじめフィージビリティには何か月も時間をかけた。収支計画も…。プレゼンも最高だった。何が足りなかったのか?
なぜ、事業開発部の中で我々のチームだけ、システム開発の仕事にアサインされ実行力が試されるのか?
その答えはナニワ金融道に登場する肉欲棒太郎にあった。
肉欲棒太郎は、地上げ(建築用地を確保するため、地主や借地・借家人と交渉して土地を買収し売却する)をメインで行う不動産会社を経営している若干25歳の青年実業家としてナニワ金融道に登場。
彼が経営する会社の社名は「肉欲企画」。企画が入っている!※昔の会社は多かったようなのでたまたまだが…。
しつこい交渉と生来の人たらしで、地上げを行い数十億単位の取引を繰り返し、ビル開発に携わる。
しかし、帝国金融で金を借りたことが運の尽き。担保に入れた不動産を狙われ、事業の邪魔をされ事業の全てを失う。
企画したら即実行!失敗しても何度もトライ!
事業に失敗して広島に戻った肉欲は、ヤクザの仕事を手伝って生計を立てる日々をおくるが、ある日、空港に行くバスの中で航空券のチケットを売る商売に目をつけ、再起を狙う。
出来ないことは口にするな。出来るというのなら全てを捧げろ
思いついたら人に話したら、必ず行動すべき。立てた計画は必ず行動しなければならない。
資料作りが好き、上流工程が自分の仕事などと言って、行動出来ない自称企画屋が多い。しかし画を描いたら必ずやれ!やらなければ意味がない。
「AIを使ってうんたらかんたら」「メタバースに参入すべき」
色々な場面で話されるこれらバズワードの言い合い合戦の大体は企画では無い。
コンサル的にいうと3点の物差しが足りていないことが多い。
それは次の章でお話したい。
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