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Power Platform カタログ機能概要


ドキュメント情報

概要

Power Platform は、ノーコード・ローコードで、誰でもがアプリを開発できるツールです。
より、効率的・効果的にアプリを開発する際には、コンポーネントの共有化が重要になってきます。
その為の仕組みが、Power Platform には、「カタログ」という機能で提供されていますので、今回は、概要についてご紹介します。

制限事項

  • 管理者が事前に「カタログ」を作成する必要

  • Microsoft Dataverse 環境でのみ動作

  • カタログをソリューションに送信する際には、マネージド環境が必要

カタログとは?

アプリを作成する際には、毎回、新しく作成するのではなく、作成済のコンポーネント・テンプレートを活用することで、より安定してアプリを効率的に開発することができるようになります。
具体的には、次のようなコンポーネントを利用できるようになります。

  • AI プロンプト

  • Copilot アプリテンプレート

  • AI プラグイン

  • Power Platform データフロー

  • カスタムコネクタ―

  • Power Apps Component framework コントロール

  • Power Automate フロー

  • キャンバスアプリ

  • モデル駆動型アプリ

カタログ機能を利用する上での専門用語の理解

実際の操作を行う為に必要な専門用語がありますので、ご紹介しておきます。

  • カタログ品目

    • 品目は、カタログに送信されるもの

    • Dataverse ソリューションまたはPackage Deployer パッケージを表す

  • カタログ発行元

    • アプリケーションの所有者、ライフサイクル管理者

  • 送信

    • 品目の共有には、カタログに送信する必要あり

  • 提出要求

    • 送信された結果であり、承認・拒否可能(自動承認の場合は、承認不要)

  • 探索する

    • カタログ利用可能ユーザーが品目を検索

  • 取得

    • 開発者が品目を開発環境にインストール

カタログの作成

カタログを利用する際には、管理者がカタログの作成・権限を設定する必要があります。(カタログの管理)
作成は、「Power Platform 管理センター」で行い、アンマネージドソリューションをカタログに送信し、他の開発者がインストールし利用できます。
カタログには、次の2つの品目があります。

  • テンプレート - 他の開発者が自由に編集できるアンマネージドソリューションのコピー

  • 管理対象品目 - 元のソリューションが更新されるとバージョンを更新できます。ただ、変更を行うことはできません。

カタログの検出

Power Apps および Power Automate から「カタログエリア」を利用します。カタログエリアには、組織で利用可能なカタログ品目が表示されており、次の機能を備えています。

  • 検索ボックス - タイトルでカタログを検索

  • フィルター - 発行元、タイプ、カテゴリなどでフィルタ可能

  • カタログセレクター - 地域、部署毎にカタログを選択可能

  • カタログには、マイクロソフトが公開したカタログ品目の一覧が表示
    ※私の環境では、マイクロソフト公開カタログ品目は表示されていませんでしたが、皆さんの環境でもチェックして見て下さい。

カタログに関する質問(FAQ)

ドキュメントには、質問事項としてまとめられていましたので、09/13現在のものをタイトルのみ表示します。
ご興味ある方は、ぜひ、ドキュメントをご確認下さい。

まとめ

カタログは、市民開発者・組織内システム開発者 そして SI開発者なども利用できるような機能になっているように思います。
有効に活用することで、効果的・効率的・安定したアプリを素早く提供できるようになりますので、ご興味を持たれた方は、ぜひ、チェックして見て下さい。

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