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モデル駆動型アプリでメール列のメールアドレスの検証を実行する(プレビュー)


ドキュメント情報

概要

アプリ利用時にメールアドレスを入力することがあります。
この場合に間違ったメールアドレスを設定した場合、アプリでの動作で不具合を発生させることになります。
このドキュメントでは、メールアドレスの検証を行う機能について説明します。
※この機能は、プレビュー機能であり、利用可能リージョンが特定されています。

メールアドレス検証機能

  • 構文が正しくない - ユーザー名とメール ドメインの両方を含まないアドレス

  • 使い捨てドメイン - 既知の使い捨てまたは一時的な E メールドメインを含むアドレス

  • テスト用メールアドレスまたはスパムメールアドレス -  E メールのヘッダーまたはメタデータ、IP アドレス、E メールの HTML コード、E メールの内容とフォーマットに、テストアドレスまたはスパムアドレスの既知のインジケータを含むアドレス

  • 期限切れのメールアドレス - 有効期限が切れてメールを送受信できなくなったメールアカウント

  • 返送されるメール - 有効期限が切れている以外の理由でメッセージを受信できないアドレス

前提条件

  • Power Platform 環境設定を有効にする必要があります。デフォルトでは、この設定は無効になっています。

  • メールアドレスの検証は、メール形式タイプのテキスト列に対してのみ検証を実行します。

設定を有効化

  • テーブル内に電子メール列を確認

  • コマンドバーから「設定」を選択

  • 「今後の予定」タブから「スマートメールアドレス検証制御を有効にする」を選択

  • 「保存」を選択

検証をテスト

  • アプリデザイナーを開き、コマンドバーから「再生」を選択

  • 電子メール列などを含むフォームを開く

  • 無効なメールアドレス(example12345678910.com)を電子メール列に入力

  • 入力したメールアドレス下に「The domein is unknown」などのメッセージ表示を確認

既知の問題

  • スマート メール アドレス検証コントロールを有効にする アプリの設定は、 Power Platform 管理センターの環境設定からデータ検証がオフになっている場合でも有効にできます。この状況では、メールアドレスの検証は機能しません。

  • コントロールを含むフォームが読み取り専用モードに設定されている場合でも、電子メール列では値を編集できます。

  • 簡易作成フォームを使用する場合、メール列は値をインポートしません。

まとめ

アプリ内でメールアドレスの検証を行う場合には、プログラム内でチャックする機能が必要でした。
この機能を利用することで、コードでのチェック機能が必要なくなり、効率的にアプリ開発が可能になります。
ぜひ、ご自身のモデル駆動型アプリで動作をチェックしてみてください。


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