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多対多のリレーションシップを作成


ドキュメント情報

概要

1対多のリレーションシップは、行間の階層を定義します。多対多のリレーションシップでは、明示的な階層は定義されず、ピアの関係と見なされます。この記事では、Power Appsで、多対多のリレーションシップを作成できる簡単な方法の手順を説明します。

多対多リレーションシップを表示

まずは、多対多のリレーションシップを表示する手順を説明します。

  • Power Apps から左側メニューから「テーブル」を選択

  • 必要なソリューションを開く

  • リレーションシップを持つテーブルを開く

  • 「スキーマー」「リレーションシップ」を選択し、テーブルに設定されているリレーションシップを表示

  • 「リレーションシップの種類」が、多対多と表示

多対多リレーションシップを作成

  • リレーションシップ一覧を表示

  • 上部メニューから「新しいリレーションシップ」を選択

  • 表示されるメニューから「多対多」を選択

  • 多対多リレーションシップエディターが表示

  • 「関連(多数)テーブル」欄からプルダウンで選択

  • 「リレーションシップ名」「関係テーブル名」を確認(必要時修正を実施)

  • 「詳細オプション」を選択し、「表示オプション」「表示領域」「表示順序」「表示オプション」「表示領域」「表示順序」の確認・設定

  • 「完了」を選択

自己参照リレーションシップの作成

状況により、同じテーブルを参照する多対多リレーションシップを作成する必要があります。自己参照リレーションシップを作成する場合には、「カスタムラベル」が構成されている必要があります。
これは、関連レコードが同じテーブル名を使用してアプリを2回表示される為です。

  • テーブルを選択し、リレーションを選択し、リレーション一覧を表示

  • メニューから「新しいリレーションシップ」「多対多」を選択

  • 「関連(多数)テーブル」欄から同じテーブルを選択

  • 詳細オプションを表示し、「表示オプション」を「カスタムラベルを使用する」に変更

  • カスタムラベル名を設定

  • 「完了」を選択

  • 関連レコードの種類としては、テーブル名ではなく自己参照リレーションシップに定義されたカスタムラベルを使用

リレーションシップの削除

多対多リレーションシップを削除すると作成された関連付けテーブルが削除され、使用しているテーブルに接続されている全てのデータが削除されます。

まとめ

多対多リレーションシップは、運用・管理する上で煩雑になることも考えられます。実際に構築する場合には、十分注意していただく必要があります。
ただ、複雑な事を Power Apps は、簡単に行うことができることを確認いただけたかと思います。
開発アプリで多対多リレーションが必要になった場合は、ぜひ、手順を確認していただければと思います。

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