多対多のリレーションシップを作成
ドキュメント情報
アプリ:Microsoft Dataverse
更新日:2024年09月17日
ドキュメント: Microsoft ドキュメント
タイトル: Create many-to-many table relationships using Power Apps
URL: https://learn.microsoft.com/en-us/power-apps/maker/data-platform/create-edit-nn-relationships-portal
概要
1対多のリレーションシップは、行間の階層を定義します。多対多のリレーションシップでは、明示的な階層は定義されず、ピアの関係と見なされます。この記事では、Power Appsで、多対多のリレーションシップを作成できる簡単な方法の手順を説明します。
多対多リレーションシップを表示
まずは、多対多のリレーションシップを表示する手順を説明します。
Power Apps から左側メニューから「テーブル」を選択
必要なソリューションを開く
リレーションシップを持つテーブルを開く
「スキーマー」「リレーションシップ」を選択し、テーブルに設定されているリレーションシップを表示
「リレーションシップの種類」が、多対多と表示
多対多リレーションシップを作成
リレーションシップ一覧を表示
上部メニューから「新しいリレーションシップ」を選択
表示されるメニューから「多対多」を選択
多対多リレーションシップエディターが表示
「関連(多数)テーブル」欄からプルダウンで選択
「リレーションシップ名」「関係テーブル名」を確認(必要時修正を実施)
「詳細オプション」を選択し、「表示オプション」「表示領域」「表示順序」「表示オプション」「表示領域」「表示順序」の確認・設定
「完了」を選択
自己参照リレーションシップの作成
状況により、同じテーブルを参照する多対多リレーションシップを作成する必要があります。自己参照リレーションシップを作成する場合には、「カスタムラベル」が構成されている必要があります。
これは、関連レコードが同じテーブル名を使用してアプリを2回表示される為です。
テーブルを選択し、リレーションを選択し、リレーション一覧を表示
メニューから「新しいリレーションシップ」「多対多」を選択
「関連(多数)テーブル」欄から同じテーブルを選択
詳細オプションを表示し、「表示オプション」を「カスタムラベルを使用する」に変更
カスタムラベル名を設定
「完了」を選択
関連レコードの種類としては、テーブル名ではなく自己参照リレーションシップに定義されたカスタムラベルを使用
リレーションシップの削除
多対多リレーションシップを削除すると作成された関連付けテーブルが削除され、使用しているテーブルに接続されている全てのデータが削除されます。
まとめ
多対多リレーションシップは、運用・管理する上で煩雑になることも考えられます。実際に構築する場合には、十分注意していただく必要があります。
ただ、複雑な事を Power Apps は、簡単に行うことができることを確認いただけたかと思います。
開発アプリで多対多リレーションが必要になった場合は、ぜひ、手順を確認していただければと思います。