フリーランス廃業率は1年で約30％、3年で約60％なんだそう
こんにちは！イラストレーター兼動画クリエイターの無印かげひと(@kage86kagen)です。
今回は、「フリーランス廃業率は1年で約30％、3年で約60％だそう」について紹介し、そこから「なぜ廃業するのか？」「もしかしてフリーランスって大変？」についての個人的見解も紹介したいと思います。
1年以内にフリーランスを辞める人が結構多い…
フリーランスという言葉を聞くと、「自由に働ける！」「収入が会社員時代よりも増える！」といったように、世間では割と前向きなイメージが広がっているのではないかな？と思います。
しかし、これはフリーランスという働き方で成功している、継続できている人達の意見が大きいものであって、現実ではそうでもなかったりします。
「フリーランスは良いよ！」という世間のイメージは、上手くっているフリーランスの人達の声が大きく反映されたものかもしれません。
そして、フリーランスの働き方が上手くいかない、継続できず廃業してしまった方々の意見については、そもそも発信されている方がほとんどいません。
それもあってか「フリーランスは良いよ！」という意見に拍車をかけているかと思われます。
実際、様々な会社や企業が行った調査によると、フリーランスになって1年以内にフリーランス業を辞める人は、約30％にもなるそうです。
中小企業白書よりフリーランス（個人事業主）の廃業率をご説明致します。
・開業1年後：フリーランスの約30％が廃業
・開業3年後：フリーランスの約65％が廃業
・開業5～6年後：フリーランスの約75％が廃業
開業10年後では88.4%がフリーランスを廃業しており、10年生き残ることが出来るのは、約10%弱のフリーランスだけです。
フリーランスは正社員よりもメリットが多く、魅力的な働き方であると思っている方が多いかと思いますが、実際にフリーランスとして活躍していくことは非常に難しいことなのです。
「フリーランスは会社で働くよりもいい！」というイメージを聞いたので、憧れていざフリーランスになるも1年も継続することができなかった...。
これはフリーランスになってみてから分かる”あるある”だと思います。
なぜフリーランスを辞めたの？
もちろん、フリーランスという働き方が自分に性に合っていて長期で活動できる人もいます。また、フリーランスという働き方を体験した上で、さらに自分のスキルを拡大するために会社員に戻る…という前向な思考でフリーランスを廃業する方もいます。
しかし、先ほどの「フリーランスになって1年以内に廃業する人が30％」という方のほとんどの方は、おそらく「マイナスな理由」で廃業した方が多いのではないかと思います。
では、マイナスな理由でフリーランスを辞める方は、どのような理由があったのでしょうか？フリーランスを体験した方々の意見をいくつか参考にしましたが、下記の理由が多かったです。
・会社員時代よりも収入が得られないから
・休日が無い(休日を作れないほど多忙、あるいは仕事を得るために毎日営業し続けた)
・仕事仲間がおらず、孤独だから
・フリーランスという立場は、会社員と比べると弱いから
さて、上記の理由を見るとなにかに気が付きますでしょうか？
この理由は、「会社員が合わないor嫌だからフリーランスに転身した」のに、「実際にフリーランスとして働いてみたら会社員よりも厳しく、続けられなかった」という事になります。
ちなみに、フリーランスを廃業した方が会社員に戻る率はかなり高いそうです。
この理由から察すると、フリーランスになる前となった後のイメージのギャップがかなり大きかった、あるいはフリーランスに夢見過ぎてしまった…と言えるかもしれません。
転じて、フリーランスという世界は私たちの想像以上に厳しい世界であるともとれます。
もしかしてフリーランスって大変？
私もフリーランスを体験して改めて実感したのですが、これまで説明した通り、実は会社員よりも大変な働き方です。
特に「仕事のツテも繋がりも構築していない、ゼロからスタート」の場合は、安定した収入をもらえるまでの道のりがかなり厳しいものになるでしょう。
それに加えて、会社員時代でやってもらっていたこと(税金、年金、年末調整(確定申告)etc…)も、全て自分でやる必要があります。フリーランスイラストレーターとして活動を始めた場合、イラストを描く以外の事もしなければいけなくなります。
もし、フリーランスになる前から“横のつながり”を持っている方であれば、「何かいい仕事ない？」的な感じで知り合いなどに尋ねる事ができ、お仕事に困らなさそうなイメージもありますが...(完全に個人的な考えですが)
「ゼロからスタート」でフリーランスを始められる方は、想像以上に厳しい道のりになることを覚悟した上で、フリーランスになる前の準備をしっかり整えてから転身されることをオススメします。
まとめ
いかがだったでしょうか？
まとめますと、フリーランスを始めた方の30%が、事業を続けられずに1年以内に廃業するそうです。3年以内には60％の方が廃業するそうですので、それほどまでにフリーランスという働き方は想像以上に厳しいです。
実は主にマイナスな理由で辞める方が多く、考えられる理由としては、
・会社員時代よりも収入が得られないから
・休日が無い(もしくは休日を作れないほど多忙だった)
・仕事が仲間がおらず、孤独だから
・フリーランスという立場は、会社員と比べると弱いから
…など、「会社員が嫌で辞めたのに、フリーランの方が厳しかった」という理由で廃業される方が多いみたいです。廃業後、会社員に戻られる方がかなり多いです。
特に、仕事のツテも繋がりもない、「ゼロからスタート」でフリーランスを始められる方は、道のりは他の人よりも厳しいものになるということを覚悟して挑戦してみてください。
最後までご覧頂きありがとうございました！
それでは！