3D系MVも作りたいから、Unreal Engine始めるってよ 1回目
こんにちは!MVを作っている動画クリエイター兼イラストレーターの
無印かげひと(@kage86kagen)です。
「3DCG系MVも制作したい!」という目標をかなえるため、私は2024年11月頭からUnrealEngine5を学び始めましが、前回の記事ではUE5を学び始めたぞ!という宣言と、学ぶにあたっての動機などについてまとめ記事を投稿しました。
今回からは実際にUEを触って学んでいく過程を綴っていくのですが、学んだことはセクションごとに区切って1つの記事にまとめ、備忘録として残していきたいと思います。
1回目は「UnrealEngine5の基礎、操作方法」について書き記していきますので、ぜひご覧ください!
前回の記事はこちらから↓
インストール直後に改めて定めた「目標」
ということで、UEを始めるための動機は十分にそろいましたので、さっそく専用サイトからUnrealEngine5をインストールしました。
ちなみに事前に調べた情報だと、UE5はなんと無料でDL&使用することができます!3Dソフト「Blender」と同様に、高機能ソフトフェアを無料で使用させてもらえるとは...。開発元の懐のでかさに感謝しかありません。
UnrealEngineの最新バージョンは「5.4.4」(2024.11現在)ですが、大型アプデがあった「5」がリリースされたのは最近の2年前なんだとか。
4と比べてさらに使いやすい&たくさんの機能が搭載されているようですので、これからの制作が楽しみです。
と、インストールしたタイミングで、UnrealEngine5を学ぶ目的を改めて書き出したり、そもそもUEとは?についてを座学することにしました。
まず、私がUEを学ぶ目的は、以下の通りとなります。
・3Dを活用したMVを制作してみたい
(建物の中にイラストを配置し、そこから縦横無尽のカメラワーク…などといった壮大なMVを作ったりしてみたい)
・Vtuberなどによる「3Dライブ用」の舞台制作、撮影に挑戦してみたい
今まではイラストやLive2D、アニメーション、ちょっとした3Dを活用したMVを制作してきましたが、そこからさらに足を延ばし、本格的な3DCGも融合させたMVを作りたい目標が現れ始めました。
そのためにはそれ専用のソフトの利用が必須であるため、数あるソフトウェアの中からUnrealEngineを選びました。
そもそも、UnrealEngineはゲーム制作用として開発された「ゲームエンジン」なのですが、近ごろはゲームにとどまらず、建築、映像作りなどといった分野においても使用される率が高くなっているそうです。
理由としては、操作がしやすい、プログラミング経験がなくても扱いやすい(ゲーム制作はプログラミングが必須)、グラフィックが良い、3Dキャラクター制作ができる…といった部門に強いからなんだとか。
ちなみにUEで開発されたゲームを挙げると、VARORANTやFFⅦリメイクの開発などで使用されているそうです。
ちなみに、私が遊んだことがあるPUBGやP3RもUEで開発されたんだそう。
今年の2月にP3Rを遊んだ時、タイトル前の映像で「UnrealEngine」という字面を起動するたびに見たのですが、まさか私自身がそのソフトウェアを学ぶことになるとは当時はつゆ知らず…。
人生何が起きるか分かりませんね。
UE5の操作方法、画面の構成、専門用語など
というわけで、いざUE5を起動していきます!
な に こ れ 。
単語と画面の見方が分からない。
画面の構成については、これまで学んできたBlenderにわりと近いため、ここのタブではこういった調整ができるのかな?とある程度予測はできるのですが、それ以上に「専門用語」が分からないものばかりなので、ゲーム開発やプログラミン経験が無い私は初見でたじたじになりました。
レベル? アクタ? C++?
ちなみに「ブループリント」は、ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムを遊んだ時に知ったので、字面だけは見たことがあります。どのような機能なのかはまったく分かりませんが...。
もちろん、こんなんだと作品を作るどころではないため、何はともあれまずは「UE5の操作方法、画面の構成、専門用語など」に関する勉強から始めることにしました。
この勉強をするにあたり、今回は下記の2つの参考動画を参考にさせていただきました。
①【Unreal Engine 5 入門】導入 & 使い方〜動画の書き出しまで解説【UE5】【チュートリアル】
②【UE5初心者向け講座】Unreal Engine 5の使い方と基礎&アクションゲームを制作してみよう! (6時間たっぷりコース)
特に②の動画は6時間にも渡って解説していただいており、インストール~実際のゲーム作りまで紹介していただいています。
ただ、動画後半はゲーム制作者向けの「ゲーム制作」に関する解説となっており、今回私が目標としている「映像制作」と若干異なりますので、基本操作や用語、撮影部分のみを参考にさせていただいています。
ということで、今回は下記について学びました。
UE5の画面構成
UE5の”プレビュー画面”の操作方法
基礎的な用語について(アクタやレベルなど)
3D素材の動かし方(位置、回転、拡大縮小)
素材のダウンロードの仕方
まずは画面構成については、ペイントソフトや3D系ソフトと近しい画面構成であるため、その手のソフトを触ってきた方にとってはとっつきやすいんじゃないかなと思います。
ちょっとびっくりしたのが、画面右タブには「現在画面内に置かれているアクタ(3D素材やライトなどが一覧表示されている箇所)」が表示されているのですが、ここでは”フォルダ”を制作できるので、各素材をフォルダごとにまとめ見やすくすることができます。(クリスタみたいな感じ)
Blenderにはフォルダ機能が無かったため、使用する素材が増えれば増えるほど「あの素材はどこだ...?」と無限スクロールしたり、それを防ぐために「親と子」設定して一緒に動かすしかなかったりなどといった処置が必要だったのですが、フォルダ分け機能があるのは地味にありがたいです。
次に、画面中央の「プレビュー画面」のカメラ操作方法なのですが、他のソフトと同様にマウス右クリ・左クリ・ホイールでズームやスクロールなどが可能です。
ですが、UE5ではキーボードの「WASD」キーを利用し、でプレビュー画面を「前・右左・後ろ」に直観的に移動させることができます。
つまりは、PCゲームを遊ぶ感覚でカメラ操作ができる…ということです。加えて、「E」でZ軸に上昇、「Q」でZ軸に下降もできます。
PCゲームを遊んだことがある方ならなじみ深い操作方法なので、扱いやすいです。
画面操作の他に、UE5内でよく使用したりゲーム制作業界において共通する「専門用語」についてもざっくり学びました。
まずは「レベル」というのは、ゲームのワールドステージ、マップ、シーンを意味するものだそうです。
また、「アクタ」というのは各素材の事を指します。
(3D素材、ライト、カメラなど、ゲームのワールド内(レベル)に配置してあるオブジェクト)
また、アクタの種類の一つとして「ライト」があるのですが、このライトはさらに細分化されており、例えば「太陽」を表現できるライトや、「環境光」、「大気の空気感」といったものも表現できるライトもあるんだそうです。
太陽ライトについては”回転”の数値を調整することで、日の出や日没といった時間軸を表現することも可能です。
ライトが細分化されていることによって、リアリティな映像が表現できるいみたいです。
また、「素材のダウンロード&インポート方法」についても学びました。
UE5では「Fab」という3D素材(アセット)を販売、配布している専用サイトページがあり、UE5で映像制作する際は基本的にここから素材をダウンロードすることになります。
しかもUE5に限らず、UnityやBlenderでも使用できる形式で販売されているデータもあり、「UE5を使用されている方限定で公開」というよりは、様々なソフトウェア向きに素材を販売・提供しているようですね。一種のストックサイトみたいな感じかな?
私も参考動画を見ながら「ゾウ」の3D素材をダウンロードしてみましたが、高クオリティにも関わらず無料でダウンロードすることができました。
素材によって使用ライセンスの範囲が定められていますが、商用利用OKな素材もたくさんありますので、めっちゃテンション上がりますね。
UEでの映像制作はFabで公開されている素材を活用するか、またはBlenderなどで一からモデリングを行い、それをUEに取り込んで制作する…といった方法が主流のようです。
こうしてUE5の基本的な事について大体学ぶことができましたが、参考動画を見終わった後は自分なりにいろんな機能を見て回りました。
UE5は本当にいろんな機能が備わっているため、おそらくはAfterEffectsを学んだ時と同様に一度に全部学ぶことはできないかと思います。
そのため、あまり焦らずコツコツ学んでいくスタンスでUE5スキルを磨いていきたいと思います。
そう思いながら機能を見て回っている中、私にとって「とても興味をひかれる機能」を見つけることができました。
現時点でこの「メディアプレート」はどんな機能なのかは分かりませんが、名前から想像すると「ここに映像を貼り付けることができる」っていうアクタですか?
ということは、AEで作った動画データをUE5のこの機能で簡単に貼り付けることができる→これを利用することで「Vtuberの3Dライブ」の背景動画(例えばモーショングラフィックスなど)を表示することができる…ってことですか!?
Blenderでこういった表現をする場合だと、外部の動画データを画面内に一発で設置できる機能が無く、オブジェクトやノードを介していろいろ設定する必要があるのですが、それをしなくてもいいってこと...!?
探求心がとめどなく溢れてきますが、そこはグッと我慢しつつ次の勉強に入っていきたいと思います。
どのような機能なのかは現時点でまだ分かりませんが、この機能についても後々調べつくしていきたいところですね。
今回のまとめ
今回は下記のような作業や勉強を行いました。
UE5をインストールした
インストールしたタイミングで、今回UE5を学ぶにあたっての目的、目標を改めて定めた
UE5の基本的な操作方法、画面構成、専門用語、素材のダウンロード方法を学んだ
次記事の2回目では「制作物の撮影方法」に重視して勉強したことを書いていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
それでは!
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