もちもちプルプル弾力がすごい!山口で人気の名産・山口外郎
山口に外郎(ういろう)があるってご存じですか?私は山口の名産で1、2を争うぐらい好きなのが山口外郎。知らなかった方にぜひ知ってほしいので投稿してみました。
山口でなぜ外郎??
そもそも日本の外郎の始まりは何でしょうか?
室町時代に外郎の存在はあり、上記のことから日本での誕生は京都という説が強そうです。そして、外郎とはもともと薬から来ていたのですね。
この頃(室町時代)の山口は京都を模した美しい町で西の京と呼ばれていました。そして、山口外郎(ういろう)は、京都より室町時代後期に伝えられたと言われています。
山口外郎を初めて作ったのは、大内御堀にあった福田屋さん。中国人から直接外郎の作り方をならったとか。福田屋は、街道(萩往還)沿いにある「御堀の外郎」として有名なお茶屋さんで、多くの旅人が立ち寄ったそうです。毛利のお殿様もここの外郎を好み食べていたようですよ。
後世では、中原中也や、宇野千代などの文人も山口外郎を愛していたといわれています。
福田屋は、太平洋戦争で跡継ぎを失い廃業となりましたが、福田屋で働いていた職人が味を受け継ぎ御堀堂として創業。また、山口市内で人気を二分する豆子郎は、福田屋の外郎を好んで食べた方が創業しています。
今では、御堀堂、豆子郎だけでなく、多くのお店が山口外郎を作っています。山口市から始まった山口外郎ですが、今では山口県下で製造販売しているところも多く、山口県出身のメンバーもここの外郎で育ったよ、とか地元になじみの外郎があるようです。
山口外郎はぷるぷるでおっとりとした食感
山口外郎は、他地方と異なり、わらび粉を主原料に、小豆餡、小麦粉、糖などを練合わせ蒸しあげたもの。他地方は、わらび粉ではなく米粉が主原料で作られているため、食感が異なります。
また、見た目はちょっと地味。山口外郎は、元来から伝わる白外郎、黒外郎、抹茶外郎の3種類が主流です。個人的には抹茶が特に好きです。
そして、山口県に来たら絶対に買って食べてほしいのが、生外郎。賞味期限約3日と短いため、ほぼ県外で販売していません。
生外郎は、出来立ての美味しさを味わうことができます。もちろん完成後に真空パックにして販売している外郎もとても美味しいですが、ぷるぷる感は生外郎にはかないません!
山口市の外郎店の紹介
山口市内にある山口外郎のお店をご紹介します。だいたいのお店で出来立ての生外郎と真空パックで日持ちがする外郎を売っています。宇部空港でも生外郎を買えますが、夕方には完売していることもあるので要注意です(電話で事前予約可)。
また、山口外郎は包丁がいらない食べきりサイズで、甘さ控えめでパクパク食べれてしまいます。
・御堀堂
福田屋から味を忠実に受け継いでいる老舗のお店。外郎の作り方もシンプルながら、小豆の炊き方、練り方、粉の調合、粉の練りなど正確に作ることでなめらかでぷるぷる最高の味になっています。
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・豆子郎
御堀堂が好き?豆子郎が好き?と必ず山口外郎の話をすると出てくる質問。違いを簡単にいうと、御堀堂はなめらか、豆子郎は豆豆しい。外郎の中に小豆を混ぜており、小豆の味がしっかりしています。
・田原屋
最もおいしい、できたての風味を味わってもらいたいと真空パックにしない、生外郎だけにこだわっているお店。生にこだわった外郎はぜひ食べてほしいです。
・本多屋
創業100年以上の老舗店。なめらかな外郎に加えて、豆を合わせた豆外郎も。桜味など季節限定味もあり。
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・松田松栄堂
松田松栄堂は、湯田温泉街にある外郎店。ここの特徴が、ラムレーズンや夏みかん味があること。ラムレーズンは食べたことないので、次回帰った際に買って帰りたいなと思っています。
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山口市内にある山口外郎店MAP
実は東京で山口外郎が買えるところがある
デパートの地下に全国銘菓を売っているエリアがありますよね!そこに、御堀堂の真空パックの山口外郎を目にすることがあります。興味を持っていただいたら、ぜひ探してみてください。
そして、おそらくここだけ。生外郎が買えるのが東京のアンテナショップ「おいでませ山口館」。
http://www.oidemase-t.jp/oidemase/
御堀堂の生外郎が月曜日10時半ぐらいに入荷、本多屋の生外郎が水曜日1時ぐらいに入荷するそうです。だいたいその日のうちに売り切れてしまう人気商品だそう。
賞味期限が3日と短いので、逃すことなく買いたいですね。真空パックの外郎は常時購入できます。
※販売日は変更になることがありますので、事前に電話でご確認ください。
山口を代表する名産・山口外郎。ぜひ食べてほしいっちゃ。
読んでいただき、ありがとうございます😊 ぶちうれしいです。山口の記事を引き続き書いていき、山口好きを増やしていきたいと思います✨