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秋田・男鹿半島のあじさい寺は、今年も絶景だった
2週間ほど前、地元・秋田へ帰省しました。
帰省の目的の1つが、男鹿の「あじさい寺」こと男鹿市北浦の雲昌寺を訪れることでした。
このお寺は、お寺の境内に青色の紫陽花がぎっしりと咲き誇ることから、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」という書籍に取り上げられ、それから急激に知名度を高めることとなったようです。
近年では男鹿半島の一大観光スポットとなっていますが、観光スポットとして脚光を浴びる時期は、6月半ばから7月半ばの、紫陽花の花が咲いている一ヶ月程度です。
寺の入り口まで
紫陽花の咲く時期は、お寺の前の道路は自主的一方通行となり、少し離れた場所に臨時駐車場が設営されるようになります。
私が誘導員さんの指示で駐めたのは、秋田銀行の裏でした。
そこからお寺へは、緩やかな坂を歩いて数分でたどり着けました。
せっかくなので、町並みをフィルムカメラで撮ってみました。
ちょっと褪色気味なのはフィルム写真のためなので気にしないでください。
個人的には、古い田舎町の町並みにフィットした色合いだと思います。
ちょっと歩くと、沿道に紫陽花の花が見えてきます。
青い紫陽花の花と、竹林が見えてきます。
「いよいよあじさい寺なんだ〜」と思うと、テンションが上がっていきます。
※ここからはデジタル一眼レフで撮った写真です。
「北浦雲昌寺」と掘られているはずなのですが、紫陽花に埋め尽くされた結果、「北浦」までしか読めません。
でも、みんな知っています。
これだけ紫陽花に埋め尽くされた寺は「雲昌寺」に他ならない、と。
一面のブルー
手前から奥まで、青い紫陽花が一面に敷き詰められています。
良い表現かはわかりませんが、お寺であることを一瞬忘れてしまいそうになります。
もしくは、これこそが極楽浄土なのか。
お寺を参拝しているわけですので、写真撮影もそこそこに、お参りします。
手水鉢に、紫陽花が浮いています。
「あれ?青い紫陽花以外も咲いているの?」
と思いましたが、その理由は後でわかりました。
見渡せど、見渡せど
こっちもブルー。
あっちもブルー。
どこもかしこも、青い紫陽花ばかりです。
コラボレーションがまたよい
境内には竹林もあります。
この辺の紫陽花は、青色だけじゃないんです。
青一色の中で、ここだけはちょっと色とりどり感があるんですよね。
その背後に伸びる、たくさんの竹。
個人的に、かなり好みの画です。
こちらは、後ろにモミジの葉が見えますね。
(モミジで合ってますよね…?)
秋の紅葉の時期は、また違った風景になるのでしょうね。
それもまた観てみたい気持ちになります。
こちらは、にっこり笑顔のお地蔵様と、紫陽花の花の組み合わせ。
本当に、心が穏やかになります。
漁港の町を見守る、雲昌寺
北浦──漁港の町をのぞむように、雲昌寺は立っていました。
撮っていて特に「好きだな」と思った写真が、町を見守る寺という構図を感じられる写真でした。
(あっ、この写真の中にもいくつか青くない紫陽花が写ってますね!)
今でこそ雲昌寺は《あじさいで有名なお寺》ですが、本来は《北浦町のお寺》なんですよね。
私たちは、観光客であると同時に、地域のお寺を訪れた参拝客である。
写真を大方撮り終えた満足感の中で、たくさんの観光客で埋め尽くされた境内をぼーっと眺めながら、参拝の気持ちを忘れてはいけないように思いました。
(2019.06.30 訪問)