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BCG治療 2-3/6回目(キツイ痛みの始まり)

2回目、しばらく座っていられないほどのキツさ

 ほとんどと言って良いほど変化が見られなかった1回目の治療から、早くも2回目の治療となった。
1回目が拍子抜けするほど何もなかったというのもあってか、少し気が緩んでいて余り自分の体調を整える努力をしなかった。それに生理も3日目で少しお腹が痛い。
前回と同様、事前に尿検査を行ってから診察へ。
診察では、潜血がなかったこと、特に体調に問題がなければ2回目の治療を行うことが確認され、治療へ。 

 1回目の治療で様子は分かっていたので、2回目の治療はスムーズ。注入後、1時間待たなければいけないことも分かっていたので無心になれそうな書籍をダウンロードしておいた。滞在中に特に変化はなし。1時間後、お薬をカップに入れて提出。

この日は、午後に美容院を予約していて、夫とお昼ご飯を食べたら向かうことになっていた。

・・・が!突然に変化は現れる。結論、美容院に行くことはできなかった。

  待ち合わせをして、お昼ご飯を食べたあたりからかすかに変化はあった。注入してから2時間と少しくらい経っており、少しお手洗いが近い。
食べている間はなんとかなったけれど、やっぱり近い。
夫に「今日は前回と様子が少し違うかも、ちょっと頻繁に外すかもしれない」と伝えた。

 前回のことを考えるとそこまで酷くなる予感はなかったので、ひとまず電車に乗って美容院に向かう。疲れやすいだろうからと夫が席に座らせてくれるも、

「・・・お手洗い行きたい」

途中の駅でおりる。再度電車に乗る。

(・・・お手洗い行きたい)

もうこれはダメだと思った。尿意が強すぎて2駅と乗っていられない。これは、美容院で座りっぱなしなんて絶対無理だ。そう思って、私はキャンセルをすると夫に告げ電車を降りた。

 電車を降りてからが大変。お手洗いに行きたい。行くと排尿痛がある。痛い。痛いけど出したいし、と言って出していると疲れてくる。
一刻もはやく家に帰りたいので、急いで電車に乗ったら反対方向に乗ってしまい。すぐに降りて折り返すがやはりお手洗いに行きたい。そして痛い。

 そんなこんなで完全に疲弊しきって自宅に到着。
自宅では、お手洗いとリビングを行ったりきたり。お小水の出る量が少ない時に特に痛いように思えてきて、お水をたくさん飲むようにした。
夕方にはようやく落ち着き、翌日以降は特に問題なく過ごすことができた。

3回目、さらに痛みが増して当日の仕事を断念

 3回目を迎えた日、とにかく前日も無理をしないで体調は悪くない状態で病院に向かった。
今回も潜血は見られず3回目の治療に入る。

自宅に到着してすぐに、2回目よりも強い頻尿感が出る。
もうこの日はトイレに入りっぱなしになる。水が少ないとさらに痛いので、水を飲んでは出し、飲んでは出しの繰り返しで疲弊。

もう絶対に仕事なんか無理だということで、チームメンバーに休むことを伝えて、その後はぐったりとしていた。

3回目にして初めて、「血尿」が出た。私は膀胱癌を患ったけれど、そのときにも自覚症状の1つである血尿にまみえたことはなかった。
だから、それなりにショックだった。治療の副作用だといいけれど。

内視鏡は6回の治療完了まで無い、ということは聞いていたので、ひたすら副作用であって何も新たにできたわけでは無い ことを祈るほかなかった。

 

 

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