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フジテレビ問題 Xポストまとめ+ その2

フジテレビが「定例記者会見前倒し」にした理由


(1月18日、前日の湊社長会見を受けた私のXポストを集めて加筆修正しました)

フジテレビの社長会見、記者クラブはいいように使われて、本当バカにされてますね。
もっと怒った方がいいと思うけど。
2月28日の定例記者会見を前倒しって、どう考えても不自然でしょ。一か月以上って。

つまり、なんで「定例記者会見を前倒しで」ということにしたかというと、

「何らかの会見やらないとマズイ状態だ」
「でもテレビ局や他の媒体を入れたくない」
「映像を撮らしたら他局で1日中流され、YouTubeやXにも転用され、
余計に騒動が大きくなってしまう」
「非難が高まっていて会見しなければヤバいけど、こういう↑事態は避けたい」
「そや、記者クラブの会見ってことにすれば、紙媒体と通信社しかいない、あいつら扱いやすいしちょうどええわ。他の媒体も排除できるし」
↓  ↓  ↓
「記者クラブの定例会見を前倒ししたものなので、所属社以外入れません」

「なに?他のテレビ局が文句言ってる?」
「付き合いあるから入れてもええけど、映像も質問無しやで」

「それ以外は『定例会見前倒しなので』で押し通せ!」


フジ上層部の頭の中は、こんな感じだったと思います。

テレビ局に映像を撮らせず、ネット媒体、フリー記者を排除するために、記者クラブの定例会見が利用されたわけです。

おそらく、事態を甘く見ていたでしょうから、
「そのうち飽きて他のニュースに関心が向くだろうし、ほとぼりが冷めるまで耐えよう、会見は必要だけど、事を大きくしない形でやらなきゃいけない」
そんなこと考えてたんじゃないでしょうか。

記者クラブは結果的にあの会見に力を貸したわけで、恥を知れや!って話です。
ちなみに、スポーツ紙も含め新聞は、テレビ局から広告が入ることもあるし、記事のネタを提供してもらうこともある。
局に強くは出れないんですよ。
そんなことを計算した上での「定例記者会見前倒し」だったのでしょう。

そしてその会見では、説明することより、言質を取られないようにすることばかり考え

港社長 「答えられません」✕50

こうして形だけの会見が行われたわけです

世間を甘く見ていた?フジテレビ

あの会見で、フジテレビが完全に事態を甘く見ていたことがよくわかりました。
カケラも誠実さがない会見でした。
この程度の対応で何とかなると思ってたのでしょう。

湊社長と周囲は、フジテレビ最強時代のテレビマンの悪いところが出てる気がします。
何とかなるよ、俺たちなら、みたいな。
他局も過去に悪行がバレてたけど、今も元気じゃん、って。

でもこれ、襟を正し、本気で問題を炙り出さないとヤバい事態です。
悪い話はネットで反芻され拡散され、簡単には消えないんです。

テレビが広告の王様だった時代はとっくに終わった

そして、あんな不誠実な会見をした結果、世間から猛反発を食らい、広告も次々にACに変更され、
スポンサー撤退は一時的なことで終わらなそうな流れです。

あの会見が完全に裏目に出て、終焉への引き金を引いてしまったかもしれません。

昔とは違い、テレビはもう広告の王様ではありません。
広告を出す媒体が、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌しかない時代は、
広告費の配分はまずテレビ、次に新聞、みたいな感じでした。
広告費の行き先、消費者が情報を受け取る手段が限られていた時代、
テレビには、黙ってても広告が入ったんです。

しかし、テレビ局の営業が電通だけ見ていればいい時代はとっくに終わりました。

バブル崩壊、リーマンショックなどで広告費は縮小し、
ネットの普及により、広告はどんどんネットに流れ、
テレビ広告費のパイは小さくなるばかりです。
パイが縮小する中でテレビ局がある程度売上を維持できたのは、免許に守られ、ライバルが少ないからに過ぎません。
特段の努力をしたというわけではなく。

広告出稿先としてテレビの魅力がどんどん下がっている中、
広告を出したらマイナスイメージがつくかもしれないところに、誰も広告は出さないでしょう。
大切なお金を使って。
安くないんだし。
悪いイメージはすぐ拡散するし。

そもそもテレビの広告は、費用対効果がよくわからないですからね。
(大手広告代理店の方に聞いた広告効果の話はまた別に出します)

フジテレビはきょう、1月27日16時からまた会見をするようですが
これ以上間違った対応を続けたら、間違いなく会社は存続できないでしょう。
解体し、いいところだけ他社に買われるか、吸収合併されるか。

もしかしたら、ネット民の留飲を下げるために人事的な発表があるかもしれません。
あとは第三者委員会の詳細を発表し、結果待ち、ということにするんでしょう。
結論が出るまで時間稼ぎし、世の中が忘れて騒がなくなるの待ち、ということになりそうな気がします。

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華川富士也
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