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ラボ日記(令和5年12月21日)福祉・防災分野の第5回目WGを実施しました。

令和5年12月21日(木)曇り
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約25名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

 本日は、ラボにおける福祉・防災分野の研究項目「要支援者等の共助モデル構築WG」の第5回目を実施しました。
 本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
 本日は、県内3自治体、県、かがわDX Lab会員が集まり、前回に続き実証研究に向けた具体的な実証内容の議論が行われました。
 本日のWGでは、前回までの議論を踏まえ、今年度の実証内容について、主に認知症高齢者等の徘徊検知に関するセンシング実証の内容について議論を行いましたが、「実証の目的は何か、特に社会実装というゴールを見据えて、その為の実証内容になっているのかどうか」といった意見が出され、WGで目指している総合的な見守りパッケージの内容を踏まえつつ、検討中の実証の意義について意見交換が行われました。かがわDX Labフェローからは、「実証内容が、ビジネスモデルのどの部分に繋がっていくのかをあらためて整理するべき、はっきりしないようであれば実証はしない方がよい」「今回の実証研究が将来的なビジネスに繋がる為の最も有効なものになるようあらゆる視点から検討を尽くすべき」といったアドバイスもいただきました。
 自治体・民間事業者からは、実証内容として、実証人数、実証期間、実証で使用する機器、実証における評価ポイントについて、各項目で意見・質問が出され、それぞれ議論が行われました。
 特に、実証人数については、現状では実証対象として想定する症状の方の範囲を全てカバーするだけのご協力を集められていない状況を踏まえ、「WGメンバーが協力して実証に必要な協力者を呼び掛ける」方向で議論がまとまりました。
 今後も、具体的な実証研究計画の策定に向けて、引き続き議論を進めて参ります。

 今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。


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