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ラボ日記(令和5年11月28日)福祉・防災分野の第4回目WGを実施しました。
令和5年11月28日(火)曇り
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約25名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン
本日は、ラボにおける福祉・防災分野の研究項目「要支援者等の共助モデル構築WG」の第4回目を実施しました。
本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
本日は、県内3自治体、県、かがわDX Lab会員が集まり、前回に続き実証研究に向けた具体的な実証内容の議論が行われました。
本日のWGでは、開催直前にセンシング勉強会が行われ、その内容も踏まえた議論となりました。今年度の実証内容について、1)認知症高齢者等の徘徊検知に関するセンシング実証、2)徘徊に限らず、広く高齢者の方の見守りを行う観点で、室内での転倒や転落防止を目的としたセンシング実証、の2点を実施するかどうかの中で、「社会実装に繋げる為の実証結果を得る為には、相応に実証期間を確保する必要があるのではないか」といった意見が出され、適切な実証期間等の議論が行われました。かがわDX Labフェローからは、「実証目的を鑑み、直前の勉強会の内容も踏まえ、2点の実証を分けずに実施し、その中で人感センサーといった非接触型も試しながら、Wi-fiセンシングなど最新技術を将来的に組み込む余地を検討する方法もあるのではないか」といったアドバイスもいただきました。
また、実証の対象者に関する議論では、自治体からは、「徘徊や道に迷う等の症状が見られない段階の認知症の方でも、今回の実証に参加して頂き、機器を外してしまうかどうかを見る事には意味がある(どれが適した機器なのかは実証してみないと分からない)」といった意見が出されました。
民間事業者からは、実証に向けた倫理審査委員会の必要性、情報提供同意書、実証におけるデータ環境など、実証研究の実施体制に関する意見・質問が出され、それぞれ議論が行われました。
今後も、具体的な実証研究計画の策定に向けて、引き続き議論を進めて参ります。
今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。
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