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ラボ日記(令和5年2月7日)トライアル令和4年度の大反省会
令和5年2月7日(火)曇り
参加者:参加者:県・市町職員等 約25名(オンライン含む)
場所:情報通信交流館4階(かがわDX Lab室)
今回は「トライアル令和4年度の大反省会」と銘打ち、地域課題のテーマ毎に、今年度うまくいかなかった事、一定程度できたこと、来年度に向けた意気込み等について意見交換をした上で、フェローからご意見やアドバイスをいただきました。
反省点の共通項として最も多く挙がったのは、「担当課をうまく巻き込めなかった」という内容でした。DXの裾野は広く、行政側の担当課は多岐に渡る中で、当然DX担当課だけでは知識も経験もないため、改革は担当課と連携しないことには進められません。しかし、担当課にとってDXは「通常業務+α」という意識が根強くあるため、どうしても従来から協力が得られにくい現状にあり、結局これを打開できなかったことが、今年度の我々の大きな課題だと言えるでしょう。
本日、フェローからは「解決策は、持続可能なものとなることを意識して考えて欲しい」というアドバイスや、「民間の新商品開発時には必ずユーザーの意見を聴く。君達はそれすらできていない。」といった厳しいご指摘もいただきました。さらに、「DXの"X"、すなわち"改革"を目指そうとしていたにもかかわらず、"改善"にとどまっている。」というご指摘もいただきました。
昨年4月、Labの最初の活動として、「基本理念」と「行動憲章」を自分達で何度も何度も話し合って一から創り上げました。基本理念は、「人が輝く かがわのあしたを デザインする ~オープンにフラットにつながる、ここからみんなで挑戦する~」、行動憲章は、「オープン」、「フラット」、「コネクト」、「トラスト」、「アクション」、「デザイン」、「チャレンジ」、「Well-being」の8つ。本日の振り返りは、今一度これらの原点に立ち返って、住民の皆さんのために何ができるか、何をすべきかを自分達自身に問う機会にもなりました。
なお、今日の議題の最後には、フェローから来年度の活動の指針にもなる「重点研究項目」の提案をいただき、各市町でその内容の検討を行い、検討結果や追加項目等について皆で持ち寄ることとなりました。
来年度に向けた活動内容が固まりつつある中で、我々は今年度成し得なかったことを着実に克服しながら、地域課題の解決に向けた活動ができるよう、そして、新たな価値創造によるまちづくりができるよう、今日のこの場で改めて意識を共有しました。
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