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ラボ日記「要支援者等の共助モデル構築WG」の第15回目を実施しました。

令和6年8月22日(木)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約30名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

 本日は、ラボにおける福祉・防災分野の研究項目「要支援者等の共助モデル構築WG」の第15回目を実施しました。
 本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
 本日は、県内3自治体、県、かがわDX Lab会員が集まり、主に実証内容に関する議論が行われました。
 本日のWGでは、それぞれの機能において実施する実証について状況が提示され、議論が行われました。
 今回は主に、徘徊者発見サポート機能における実証として実施する「徘徊者捜索におけるBLEタグの有効性検証」の方針について共有されました。まずは、BLEタグの有効距離を踏まえた必要な協力者数の算出と、あらゆる移動手段を踏まえた適切なBLEタグの発信周期時間の算出を行っていくという方針が展開されました。
 関フェローからは、「類似した取り組みを行っている自治体にヒアリングを行うとよいのでは」といったコメントや、山口フェローからは「数学的に協力者数を導き出す方法に加えて、徘徊特性を踏まえた拠点への設置や、バス停や改札等への設置も今後検討していくとよい」といったコメントをいただきました。引き続き、BLEタグの有効性検証において、検証方法やシナリオの具体化を進めてまいります。
 また、BLEタグを活用した徘徊者発見サポート機能を提供するためには、多くの協力者を集めることが課題であるという点についても、活発な議論がなされました。「見守りの対象として子供を含めることで、その保護者にも使っていただけるのではないか」といったコメントや、「もともと県で利用されているアプリを活用することで、多くの方に利用していただけるのではないか」といったコメントなど、協力者を集めるための様々なアイディアをいただくことができました。
 また、具体的な実証研究計画の策定・実行、及び詳細なビジネスモデルの構築に向けて、引き続き議論を進めて参ります。
 今後もかがわDXLabの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。

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