ラボ日記「要支援者等の共助モデル構築WG」の第9回目を実施しました。
令和6年3月5日(火)雨
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約20名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン
本日は、ラボにおける福祉・防災分野の研究項目「要支援者等の共助モデル構築WG」の第9回目を実施しました。
本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
本日は、県内3自治体、県、かがわDX Lab会員が集まり、主にビジネスモデルに関する議論が行われました。
本日のWGでは、目指すサービス内容の設計や各社の役割等を含めたビジネスモデルに関する詳細な方向性の案が提示され、それぞれ意見交換が行われました。
かがわDX Labフェローからは、「健常者の人もサービス提供の対象者にする場合、サービスを利用する動機付けが重要な為、その点の深掘りが必要」「独居の高齢者に対するアプローチは難しいと思うので、訪問介護・看護事業者に販売代理店になって頂くというアイデアも考えられるのでは。」といったアドバイスもいただきました。
民間事業者からは、ご家族(見守り側)への状況共有やビジネスモデルの座組について意見が出されました。ご家族への状況共有機能については、「動画等で顔が見えないならば提供価値が少なく、ビデオ通話で直接話が出来る方が喜ばれるかもしれない。」といった意見や、ビジネスモデルについても各社が考えている役割やメリットについて意見が出され、それぞれ議論が行われました。
自治体からは、徘徊SOSネットワーク事業における既存のコストやデータ管理方法等の共有を頂きました。
今後も、ビジネスモデルの詳細や、実証内容の検討を継続しつつ、具体的な実証研究計画の策定に向けて、引き続き議論を進めて参ります。
今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。