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ラボ日記「DXによる中心市街地のプロムナード化WG」の第6回目を実施しました。

令和6年5月9日(木)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約30名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

本日は、かがわDX Labにおけるまちづくり分野の研究項目「DXによる中心市街地のプロムナード化WG」を開催しました。
本WGは、中心市街地を居心地が良く、歩きたくなる都市空間(プロムナード)へ転換し、持続可能な都市の発展を目指しています。本日は主に以下の議論を行いました。
 
《交通対策について》
(これまでのポイント)
・近年サンポートエリアに開発が集中しており、来訪者に配慮した人流マネジメントが必要
・エリア来訪者の多くが車を利用しており、自動車に配慮した対策が必要
 ・駐車場探し等のうろつき交通を抑制するため、駐車場満空情報の提供を行う
 ・歩行者の安全かつ快適な歩きたくなるような都市空間を整備していく

 (今回のポイント)
・中心市街地周辺における駐車場について、高松市が開発した地理空間データ基盤の活用によるサービス展開を検討
・パークアンドライドの取り組みは渋滞対策の観点から重要であり、公共交通の運行情報の提供も行っていく予定であるが、他の施策を含め、今後議論を深めたい
・プロムナード化については、歩行者空間を整備しつつ、車両の通行も確保し、生活への影響を配慮した整備を検討

 (かがわDX Labフェローから) 
・サービスの拡張性についての視点がほしい
・サンポートエリアにとどまらず、先を見据えて商店街までのプロムナード化について、エリアを拡大した場合の整備費の試算を含めて、検討が必要と思う
・人が歩く道だという道路のデザインが重要
・地理空間データ基盤を活用したサービス展開については、ビジネスプランがまだ曖昧であり、事業者が参画しにくいため、工夫が必要
・WGでは、意見聴取にとどまらず、メンバー間で議論をおこない合意形成ができる場にしてほしい

《エリアマネジメントについて》
(これまでのポイント)
・高松市が取り組んでいる官民連携による活力とにぎわいあるまちづくり「サンポートFACTプロジェクト」社会実験
・「サンポートFACTプロジェクト」の背景は、①行政の土地を解放する②エリアを一体的にマネジメントする組織が必要③それらの関係者と共感できるビジョンを共有することが必要であることから、社会実験によるエリアマネジメントを開始したもの
・R5年度に実施した社会実験から、出店したものの思ったより集客につながらなかった等ニーズや課題が明確になってきた
・「参画しやすい場づくり」や「イベント情報の共有・発信」等次のステップの社会実験へ進む

参考|サンポートFACT(Free Area Creation Takamatsu)プロジェクト
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/smph/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/toshi/20220819.html

(今回のポイント)
・公共空間の開放エリアの拡大について、県含め関係者と調整したい
・より多くのステークホルダーにアプローチする方法を検討したい。

・サンポートエリアでの様々なイベント情報を一元的に共有・発信できるWebアプリの運用を3月から運用開始。
「高松イベントマップ」
https://eventmap.takamatsu-fact.com/

(かがわDX Labフェローから)
・行政はタッチポイントを増やすよりも、利便性をとにかく追及して設計することが大切であり、その視点を持ってほしい

今回のWGでの議論を踏まえて、次回以降のWGにおいて、具体的な設計に向けて議論することにしました。今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。

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