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鳥かごから出して貰えない少年少女へ。

はじめに、あなた達は充分大人です。

心配だからと言うのはただ単に保護されなければいけない年齢なだけであって、社会的に下手に傷つけてはいけない存在とされているだけで、何もあなたたちは子どもですと言われている訳では無いです。寧ろ、あなた達は大人より大人だと思います。常々言いますが価値観の違う大人と血が繋がっているというだけで一緒に暮らすなんてすごいなと思うんです。苦しい時はわがままになりたい。ここから出ていきたいは当たり前の感情、もっとこう自分はよく耐えていると褒めて欲しい。居心地が、悪いところに留まるのは精神的にしんどい。この世界は広いというけれど現実に大半を縛られているというのは苦しいと思う。愛があっても好きや居心地がいいとか一緒にいたいとか別だと思う。寧ろそれで胸焼けしちゃうような。

ご飯を沢山食べた日の胃のもたれた鈍い苦しさと重さとなにも受け付けないというしんどさが私にはありました。今でも時々、そういう息苦しさや閉塞感に喉に言葉や感情がつっかえてもやもやします。

逃げ出してもいいんだよと言いながら何も出来ない、むしろ自分自身も遠くへ行きたい。でも、力が及ばない。そういう無力さに直面して言い聞かせる、これは試練で置かれた場所で咲きなさいは無理強いだと思う。開けない夜なんて沢山あるし、寧ろずっと夜な日だってある。晴れの日は散歩や読書で遠くへ飛ぶ。

あなた達は充分大人なんです。

どこにでも行けるってたぶん大人じゃないです。