2023.3.26. カタソビワンマンライブ
3月26日に行われた "KATASOBI one-man Live“in 三条チェルシーガーデンの感想レポ。
※カタソビはボーカルのやとひとなみ(以下ちゃんぴ)と、ギターのまれにひらめき(以下まれちゃん)の二人からなるユニット。実際にあった出来事や自身の心情を叙情的に歌っている。
今回のワンマンライブはチケット代がなく、ツードリンクオーダーで鑑賞でき、初めての人でも見やすいライブとなっていた。セトリは先行公開され、配信でも見れる形式。
この日のセットリスト
1.家鴨の子
2.鵺
3.丑三つ時のランデブー
4.羊
5.Wolf
6.大人だって
7.結露
8.涙が溢れるの
9.ファースト・キス
10.獏
11.あなたの骨を食べた日
12.かもめ
13.幽霊船
14.babys Breath
15.拝啓、花々。
アンコール
・Believe in your sixth sense
・鐡
・Lovers
アンコールを含め合計18曲と長めのMCで充分な見応えだった。
((感想))
・家鴨の子~Wolf~大人だって
初めから新曲が続いたのでテンションがあがって、その高揚感のままWolfで拳をあげながら歓声をあげた。だから、始まって6番目の大人だってでやっと一息つけた。大人だっては日常の切取りからサビで、淡々と 淡々と 日々が薄れて、段々と 段々と 私が薄れて~と歌っていて、共感しやすい歌詞にラフな曲調なので聞いていて和む。
・結露~涙が溢れるの~ファースト・キス
ちゃんぴが実際にあった過去の恋愛エピソードをMCで挟みながらこの恋愛曲をうたっていて、自分も過去の恋愛と心情を重ねながら聞いた。
結露を聞くと歌詞の、酔いが覚める頃にはやっぱり泣いちゃって その繰り返しなんだよ 会いたいな 会いたいな 私から言えないけど~ の辺りが元彼と別れてから後の自分と重なって、別れたんだから会えないのにまだあなたが心の中にたくさんいてどうしたらいいんだよの気持ちを思い出して悲しくなる。
※結露についてはこのPVを見ながら聞いてほしい。
・獏
これはサビのバクバクバクバク~のところのメロディが気に入りすぎてデモ動画から歌詞を写してきた。これも実話から産まれた曲で、むしゃくしゃすることがあった日には私も歌いたいと思った。
獏/カタソビ
街は静かに夜に沈み
ジョッキの中で泡も弾け切った
生ぬるいビール青い日々も白けて
ラストオーダーとられずに終わった今夜
美味しい夢にまずい夢
テーブルの上に並んだ珍味たち
時代に食い散らかされる準備
ギラギラ見定められて
受け入れられるための言葉選びも
今日も今日とてはあなんだか疲れたな
バクバクバクバク噛み付いて
バクバクバクバク飲み込んで
どいつもこいつもバカにしてくれちゃった夜を超えて バクバクバクバクする鼓動
獏獏獏獏 この悪夢は君にあげる
この時間いつまで続くの?
同じこと誰かにされてたの?
順番きてわが物語なら随分立派な信念です
この夢はお口に合わなかったらしい
それならば さらば どうかお元気で!
バクバクバクバク噛み付いて
バクバクバクバク飲み込んで
阿鼻地獄蟻地獄 スレスレ世間よ渡れ
バクバクバクバクする鼓動
獏獏獏獏 この悪夢を食べておくれ
ギトギトのラブレターも
貰えないよりは嬉しいのかなあ
あの日の破レターも繰り返し読んじゃう執念
カラッともっと生きれたら
なんて何万回も思ったけれど
僕は僕だ この夢を召し上がれ
バクバクバクバク噛み付いて
バクバクバクバク飲み込んで
どいつもこいつもバカに
してくれちゃった夜を歌おう
バクバクバクバクする鼓動
獏獏獏獏 この悪夢は君にあげる
バクバクバクバクバクばかり
大凶のループなターンもあるけど超えてゆけ!!
・あなたの骨を食べた日
ちゃんぴが周りに不幸が続いてすぐのライブだったので今日歌おうと思って持ってきたと言い、歌詞のあたたかくならなかったよの一言がリアルに鮮明に浮かび上がって聞こえた。
・かもめ~拝啓、花々。
亡くなって行く人を弔う気持ちから、新しい命の誕生をあたたかく迎える気持ち、わたしにもそういう心があると思いながら聞いた。
・アンコール
路上の頃歌っていた曲をリクエストされてちゃんぴが「カタソビは検索すれば歌詞出てくるんだよ!」って言いながら歌っていた。鐡で終わるかと思えばダブルアンコールLoversで終演した。
ギターのことをあまり書かなかったが、Wolfのギターは最高なので何回も聞いて欲しい。また、結露はまれちゃん特性のコード冊子が販売されているので、ギターできる人は弾いてみてほしい。
次は作り込まれた世界観のワンマンも見たいし、この日のようなラフで自然なワンマンも見たいと思う。