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私が実践しているPMCPの状況(2022年11月12日)

カガミルです。

私は外国株式オプション投資戦略であるPoor man’s covered put (PMCP) を実践中です。

戦略の概要についてはこちらの記事をご覧ください。

今回は現時点で私がQQQで行っているPMCPの状況を公開します。
なお利用している証券会社はサクソバンク証券です。

オプション取引はイメージが湧きにくく、始める上でハードルを感じている方もいるかもしれません。

実際に相場の変化でオプション価格がどのように推移していくのかを提示できればと思います。

なおオプション取引はやり方を間違えると大きな損失につながるので、仕組みを十分に理解してから行ってください。初心者の方にもお勧めできる書籍をページの最後に挙げておきます。

運用状況

前回の記録はこちらです。

11月10日のCPI発表後にQQQは大幅に上昇し、週の終値は287.96ドルでした。
ショートをしている人の中には含み損を抱えた人、ロスカットをした人もいるのではないでしょうか。

現在運用しているPMCPは1つです。rolling outを行いました。

10月13日開始分

2セット組んでいます。

11月10日のCPI発表でQQQが大きく上昇し、264プットのデルタの絶対値が0.1未満となったため、rolling outを行いました。

Rolling outとは、満期日までの日数が短いオプションを買い戻し、満期日までの日数がより長いオプションを新規で売り建てることです。

実際に行ったことは、以下の通りです。

 売り建てていた264プットの買い戻し
+ 満期が約1ヶ月後でデルタが-0.30前後のプットの新規売り

これにより古いショートプットを利確しました。
ここからQQQがさらに上昇すれば新しいショートプットが含み益になりますし、下落に転じればロングプット価格がショートプット価格より大きく上昇するので損失が緩和されます。

ロスカットラインは、ロングプットの権利行使価格である295ドルにするつもりでした。

ただ予想外にCPIの結果が良かったため、まだQQQが上昇する可能性が高いように思います。その場合PMCP全体の含み損はさらに大きくなるので、295ドルまで待たずにロスカットする方がよいです。

11月14日の状況を見て、ロスカットする(=ショートプットとロングプットの両方を解消する)ことを考えています。

このようにPMCPでは想定に反して相場が上昇した場合、rollingを行うのか、ポジション全体を解消するのかを考える必要があります。


以上が現在のPMCPの状況です。

PMCPの運用を考えている方の参考になれば幸いです。

オプション投資の勉強にお勧めの書籍

外国株式オプション取引に関する日本語の書籍やWebサイトは極めて少ないのが現状です。

KAPPA先生の以下の2冊は、オプション取引の基礎から代表的な戦略まで幅広く書かれているので、ぜひお勧めします。
(なおPMCPは紹介されていません。)


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