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私が実践しているPMCPの状況(2022年10月15日)
カガミルです。
私は2022年9月から、外国株式オプション投資戦略であるPoor man’s covered put (PMCP) を実践中です。
戦略の概要についてはこちらの記事をご覧ください。
今回は現時点で私がQQQで行っているPMCPの状況を公開します。
なお利用している証券会社はサクソバンク証券です。
オプション取引はイメージが湧きにくく、始める上でハードルを感じている方もいるかもしれません。
実際に相場の変化でオプション価格がどのように推移していくのかを提示できればと思います。
なおオプション取引はやり方を間違えると大きな損失につながるので、仕組みを十分に理解してから行ってください。初心者の方にもお勧めできる書籍をページの最後に挙げておきます。
運用状況
前回の記録はこちらです。
PMCPのうち1つを決済し、10月15日現在3つのPMCPを運用しています。
なお、10月14日(金)のQQQの終値は260.74ドルでした。
①9月16日開始分
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これが初めて建てたPMCPです。
無事利確できました。
決済日は10月12日の寄りです。13日の21時30分にCPIが発表されて相場が大きく動く可能性があり、その前日に決済しました。
+1152ドルと、最大利益の半分以上を取れたので満足です。
日本円での利益は+162548円でした。
ただ気になる点もありました。
それは、片道1%の為替手数料の負担が大きいという点です。
実際の取引記録を見て、ドルでの利幅が小さければ為替手数料で利益が大きく削られると感じました。
ドル決済ができるIB証券では為替手数料の問題はなく、取引手数料は安いです。しかし海外送金が必要など別のデメリットもあります。
サクソバンク証券でのオプション取引を続けるべきか、それともIB証券に移行するかは、よく考えたいと思います。
②9月26日開始分
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こちらも相場の下落により順調に利益が積み上がっています。
当初の予定では、ショートプットが11DTEになる10月17日に決済を考えていました。ただITMに入ったばかりのショートプットの権利が行使される可能性は低いため、方針を変更してもう少し様子を見ることにします。
③10月3日開始分
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こちらも利益が出始めています。決済するのはしばらく先になりそうです。
④10月13日開始分
10月13日のCPI発表の直後に株価が下落したため、22時45分ごろ開始しました。
(22時30分の市場開始の15分後なのは、オプション価格が表示されるまで15分のタイムラグがあるためです)
今回は2セット組みました。
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13日は大きく上がりましたが、14日には大きく下げました。
このまま様子を見ます。
以上が現在のPMCPの状況です。
余裕があれば今後も状況を報告するつもりです。PMCPの運用を考えている方の参考になれば幸いです。
オプション投資の勉強にお勧めの書籍
外国株式オプション取引に関する日本語の書籍やWebサイトは極めて少ないのが現状です。
KAPPA先生の以下の2冊は、オプション取引の基礎から代表的な戦略まで幅広く書かれているので、ぜひお勧めします。
(なおPMCPは紹介されていません。)