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私が実践しているPMCPの状況(2022年11月19日)

カガミルです。

私は外国株式オプション投資戦略であるPoor man’s covered put (PMCP) を実践中です。

戦略の概要についてはこちらの記事をご覧ください。

今回は現時点で私がQQQで行っているPMCPの状況を公開します。
なお利用している証券会社はサクソバンク証券です。

オプション取引はイメージが湧きにくく、始める上でハードルを感じている方もいるかもしれません。

実際に相場の変化でオプション価格がどのように推移していくのかを提示できればと思います。

なおオプション取引はやり方を間違えると大きな損失につながるので、仕組みを十分に理解してから行ってください。初心者の方にもお勧めできる書籍をページの最後に挙げておきます。

運用状況

前回の記録はこちらです。

PMCPを1つ運用していましたが、ポジションを解消しました。

10月13日開始分

2セット組んでいます。

11月15日の寄りで、ロングプット、ショートプットの両ポジションを解消しました。ロスカットとなりました。

ロスカットラインは、ロングプットの権利行使価格である295ドルにするつもりでした。しかしQQQの勢いが予想外に強い可能性もあったため、292ドル付近でロスカットしました。

11月18日のQQQの終値は284.82ドルだったので、当初の予定通り295ドルまで待てばよかったかもしれませんが、それは結果論です。

損失は-2862ドルで、日本円では-474507円でした。手数料があることに加え運用中にドル安が進んだため、円換算の損失が大きくなってしまいました。

ここで今回のPMCPの損失を、QQQを空売りした場合の損失と比較してみます。

PMCPを組んだ10月13日の寄りのQQQ価格は255.16ドルでした。決済した11月15日の寄りでは292.21ドルでした。よって、この期間でQQQは約37ドル上昇したことになります。

当初PMCPでデルタが-0.5となるポジションを2セット組んだのでデルタは合計-1.0でした。これはQQQ 100枚の空売りに相当します。

もしこの期間でQQQを空売りしていれば、-37×100 = -3700ドルの損失が生じたはずでした。実際には-2862ドルの損失ですみました。

このように、PMCPでは空売りより損失を緩和できる場合があります。

空売りにはCFD、PMCPを含め複数の方法がありますが、メリットとデメリットを生かして使い分けるのがよさそうです。


私がPMCPを実際に実践し、下落して利確となったパターン、上昇してrollingを行ったパターンなど、複数の運用状況を紹介しました。

PMCPの運用を考えている方の参考になれば幸いです。

オプション投資の勉強にお勧めの書籍

外国株式オプション取引に関する日本語の書籍やWebサイトは極めて少ないのが現状です。

KAPPA先生の以下の2冊は、オプション取引の基礎から代表的な戦略まで幅広く書かれているので、ぜひお勧めします。
(なおPMCPは紹介されていません。)


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