私のLEAPSダイアゴナル・スプレッドの運用状況(2023年9月9日)
カガミルです。
サクソバンク証券でETFのオプション取引をしています。
LEAPSダイアゴナル・スプレッド (LDS) を運用しているので、その状況を報告します。
前回の記事はこちらです。
この記事から1ヶ月程度経ちました。
また、LDSを組んでから2ヶ月が経過しました。
最初の記事はこちらです。
今回は開始後2ヶ月で生じたLDSの変化を見てみましょう。
オプション取引はとっつきにくく、ハードルの高さを感じている方もいらっしゃるかもしれません。私の実際の取引がオプションの理解の一助となれば幸いです。
SMHのLDSの運用状況
半導体ETFのSMHで行っているLDSの状況は下の画像の通りです。
サクソバンク証券の口座のスクリーンショットも貼ってあります。
2ヶ月でSMHは+1.33ドルの上昇と、あまり変わっていません。
チャートを見るとこの期間はレンジ相場だったことがわかります。
この期間のロングコール価格は+1.76ドルでした。
ロングコールのデルタが0.9程度であることは、原資産が1ドル上昇した場合にコール価格が0.9ドル程度上昇することを意味します。
しかしボラティリティの上昇など他の要因が加われば、今回のように原資産よりも大きく変化します。
一方ショートコール価格は-0.77ドルと下落しました。本来は原資産が上昇したら、コール価格は上昇するはずです。
コール価格が下落したのは、オプション価格が時間経過により減衰したためです。
セータ(1日あたり減少する価格)の数値をご覧ください。ロングコールは0なのに対し、ショートコールでは-0.02程度です。これにより、時間が経過するごとに少しずつ含み益が増えていきます。
現時点では含み益は+134ドル(手数料は無視)ですが、ショートコールの満期日までの9ヶ月強の間にさらに利益が増えることを期待します。
引き続き経過を報告する予定です。
オプション投資の勉強にお勧めの書籍
外国株式オプション取引に関する日本語の書籍やWebサイトは極めて少ないのが現状です。
KAPPA先生の以下の2冊は、オプション取引の基礎から代表的な戦略まで幅広く書かれているので、ぜひお勧めします。
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