私が実践しているPMCPの状況(2022年10月29日)
カガミルです。
私は2022年9月から、外国株式オプション投資戦略であるPoor man’s covered put (PMCP) を実践中です。
戦略の概要についてはこちらの記事をご覧ください。
今回は現時点で私がQQQで行っているPMCPの状況を公開します。
なお利用している証券会社はサクソバンク証券です。
オプション取引はイメージが湧きにくく、始める上でハードルを感じている方もいるかもしれません。
実際に相場の変化でオプション価格がどのように推移していくのかを提示できればと思います。
なおオプション取引はやり方を間違えると大きな損失につながるので、仕組みを十分に理解してから行ってください。初心者の方にもお勧めできる書籍をページの最後に挙げておきます。
運用状況
前回の記録はこちらです。
今週QQQは上昇し、終値は281.22ドルでした。
運用している2つのPMCPでrollingを行いました。
10月3日開始分
QQQの上昇によりショートプットのでデルタの絶対値が0.10未満となったため、以下の取引を行いました。
このようにPMCPでは原資産が上昇した際、ショートプットを利確して新規のプットを売り建てることで損失を緩和します。
このまま満期日の11月4日に274プットが期限切れになるのを狙います。
なお、さらにNASDAQ100が上昇する可能性もあります。もうしばらく下がると見ていますが、相場がはっきり上昇に転じたと判断した場合はロスカット(ポジションの解消)を予定しています。
10月13日開始分
2セット組みました。
こちらもショートコールのデルタの絶対値が0.10未満になったため、rollingを行いました。
このまま満期日の11月11日に264プットが期限切れになるのを狙います。
QQQ価格が295ドル(ロングプットの権利行使価格)に達した場合はロスカットをします。
オプションの時間的価値はATMで最大のため、そこで売ることで損失を抑えられるためです。
このようにPMCPでは、ロングプットの権利行使価格をロスカットラインに設定するとよいでしょう。
以上が現在のPMCPの状況です。
余裕があれば今後も状況を報告するつもりです。PMCPの運用を考えている方の参考になれば幸いです。
オプション投資の勉強にお勧めの書籍
外国株式オプション取引に関する日本語の書籍やWebサイトは極めて少ないのが現状です。
KAPPA先生の以下の2冊は、オプション取引の基礎から代表的な戦略まで幅広く書かれているので、ぜひお勧めします。
(なおPMCPは紹介されていません。)
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