【不具合解決】ForgeでLycorisを使えなくなったら見る記事【Stable Diffusion WebUI Forge】
この記事ではStable Diffusion WebUI Forge(以下forge)で俺が直面した問題と解決方法を備忘録として残すためのものです。同じ問題に頭を悩ませたあなたが検索などでこの記事にたどり着いてくれることを望みまが、この記事の内容は俺の環境でのみ成功したという可能性が捨てきれないものであり100%の解決に導けるものではございません。もし成功したら、他の方の参考になりますので、コメント頂けますと幸いです。
どうもーこんにちは、今月からジムと契約しましたが通い始めましたとは言っていないカガミカミ水鏡です。自転車毎日平均12km走ってるので許して……わ、わァ……
ここ最近の画像生成AIフロントエンドにまつわる話題としては2つあり、StableDiffusion WebUI A1111版の1.9.4バージョンアップですね。フォーク版のforgeにも生成速度が肉薄してきました。
同時に、forge開発者のイリヤたんから、今後はforgeの利用が非推奨になり、実験的なアプリという立ち位置になるという声明が発表されました。
ですので俺も、公にはforgeをオススメしないというスタンスで考えています。皆さんも安定版のA1111かFooocusを使ってくださいね。 俺もこの機会にforge環境を捨ててA1111に移行しま
あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!A1111クッッッッッソ遅エエエエエえええええええええエエエエエエええええええ!!!!
いやA1111確かに早くはなったけどなんやこれほんま! LoRA3個以上使った時とかのパフォーマンス劣化未だに変わっとらんやんけ!!!サンプラーにturbo選べんししんどい!!!
ということで俺のA1111移行計画はまもなく頓挫し、古巣のforgeに戻って快適な生成ライフを送ることになったのでした。
ですが、移行の過程で、forgeのとある不具合に気づきました。拡張機能をフォルダごと移動させていたからかもしれません。いや俺が見過ごしていただけで、もっと前から、発生していたのかも。
それは「forge環境でLycorisが使えない」ということ。
さておさらいなのですが、lycorisとは、LoRAがちょっと優秀になった版みたいなものです。A1111やForgeでは、models/Lycorisフォルダにあるものです。UI統合管理ソフトのStabilityMatrixも同じですね。
正確に言えば、「models/Lycorisフォルダを認識しない」というのが不具合です。このLycoris、以前はA1111拡張機能で利用可能になるというものでしたが、前々からのアップデートにより、その拡張機能がなくても動作するようになりました。Lycoris extension開発者も、もう本家に機能統合されたのでインストール不要、と明記しています。
なのでA111 1.9.4では普通にLoRA管理画面からlycorisのモデルカードを確認できます。しかし、forgeではなぜか使えくなってました……。なんでや!lycorisにしかない性h衣装が出せなくなるやんけ!怒りに震えつつ普段は鼠蹊部問題のために色々試してみて、ようやく解決に至りました。
前置きはここまで。解決方法は単純でした。
前述の「インストール不要であるはずのLycoris拡張機能でインストールする」です。いやどういうことやねん!
こちらのURLをextensionタブのinstall from urlに突っ込んでインストール。その後WebUIを終了させてからもう一度起動で、txt2img内にlycorisタブが出来てる筈です。……ん、lycorisのモデルカードがない? 一番下にスクロールしてみてください。きっとあるはず!
この辺が俺環境におけるlycoris群です。よかった……センシティブなモデルカード以外のものがあって…… あ、目を改善するomemeシリーズおすすめです!SDXLユーザなら試してみてみて。
まだそれでも出ない場合、filepathが変な可能性もあります。webui-user .batやextra argumentなどコマンドライン引数を入力する欄に、 --lyco-dir "ファイルのある場所"を入れておくと良いかも知れません。StabilityMatrixをお使いなら、パッケージタブの、各UIの歯車アイコンを押すとLaunch Optionsが開きますので、こちらから指定すると良いです。
ただまあ、forgeをいつまで使い続けられるか?という点に関してはいささか疑問。WebUIを構築するライブラリソフトのバージョンはどんどん進化していますがforgeは古いままで、恐らくこの辺そんなに更新されないままになってしまうでしょう。今は(特に俺の環境では)forgeの方が早くて使いやすいというのもありますが、A1111がその辺改善していくかも知れませんし、なにか技術的なブレイクスルーが発生するかも知れませんし、たとえばStable Diffusion以外の画像生成用拡散モデルが出るとか……いや、もう出つつありますね、このhunyuanDiTとかPixArtEとか。
最後はちょい雑談めいた話になりましたが、結構情報調べるのに苦心したので、俺が忘れないように備忘録がてらにまとめたという記事でした。それではまた!
おまけ:anytestと相性が良いA1111拡張機能! SD Webui Mosaic Outpaint
……と思ったけど、今回のサムネの作り方について説明しましょうか。以下の拡張機能を使いました。
例えばこの画像のように、もうちょっとカメラ横にしてもらって、衣装拡張してくれないかな……って思ったことはないですか? この裾の左側とか。
そんな時に使うのが、この拡張機能。こんな感じで、Process Mosaicを押すと、足りない部分を伸長してくれます。モザイクで。
……まあモザイクだけだと何も役にたたないんですが、これをControlnetやInpaintに送って生成しなおす事で、足りない部分を補完した画像にしてくれる、ってやつですね。Outpaint機能ってやつです(が、他にもっと良い拡張あった気も……)。このcontrolnetを使う場合、いまのところanytest v4が非常にいい感じになります。
完成後がこちら。いかがでしたか? 参考になったらいいね💗お願いします!(youtube定型文)