心の視野を広げて現実を変えるワーク
どうしてある人には、面白くてワクワクするものなのに、ある人には退屈でつまらないものになってしまうのでしょう。
私は、気づいたのです。それは、体験や経験の違いがあるからです。
どうしたら、たくさんの面白い体験をもってもらえるのでしょう。
結局は感受性の問題。
ですが、その感受性もその人の意識の固定観念です。
そもそも体験や経験というものは、その人が持つ意識の固定観念の中でしか認識されないものです。
先日、私は車の免許証を紛失して、大変な騒ぎを起こしてしまったのですが、これは、私の想像力が、疲れた身体を通して産み出した空想の産物だったわけです。
そもそも「これは現実だ」と思っていることの多くが、空想のものなら、「多くの体験を積ませる」なんて、つまるところ、人間の脳に、いかに信じ込ませるイメージを描かせるか、ということになってしまいます。
と言うことは、物事を見る目、すなわち視野が変化すれば、現実が変わるということです。
ここで、私は、とても重大なワークを思いついたのです。
人間の心は、「自己検閲」を自然に行ってしまうものです。
人の表面に表れる意識は、その人の視野と固定観念で、体験する出来事に意味付けをしている、ということです。
人は無意識のうちに、制限された視野の中で「意識を編集」してしまうのです。
自分が興味がないと思うこと、意味が感じられないこと、自分にはどうでもいいと思えることを削除して、新たに構築された「現実」なのです。
ということは、人間は常に、体験した出来事の情報の断片のみを、しかも検閲された形で受け取って、それを自分の潜在意識の中に、感情を伴った「体験」として溜めていっているということです。
そうやって潜在意識は形づくられてきて、それがその人の生き方を、偏らせてしまうのです。
だとすれば、この自らの自己検閲をたたき壊せば、視野を広げることになって、人生を変えることになるんじゃないでしょうか。
#ここからが 、エクササイズです。
これを1日5分、1週間続けてみてください。人生が変わりますよ。
日常生活の中で、わたしたちはさまざまなことを感じながら生活しています。
しかし、その感覚は、私たち自身が無意識のうちに選択したものなのです。
試しに以下のエクササイズを行ってみてください。
思ったよりむずかしいと思いますが、このエクササイズをイ日5分、1週間も続けていくと、いつのまにか、自分自身の意識の枠が広がっていることに気が付くはずです。
意識の枠が広がるということは、あなた自身の視野が広がるということです。
そしてそれは、あなたの心の中の固定観念が変わっていくことでもあります。
★いま、あなたがいる場所で、あなたが感じること、聞こえること、見えること、思うことを、ありのままに口に出してみてください。自分自身に対して報告するつもりで、実際に言葉にしてみるのです。
〇外で車の音がするなら、
そう口に出す。
〇何かが見えるなら、
そう口に出す。
〇何かを身体で感じるのなら、
そう口に出す。
〇何かの音楽が思い浮かんだなら、
そう口に出す。
〇何も思い浮かばないなら、
そう口に出す。
〇自分は今、何て馬鹿らしいことをやっているんだろうと思うなら、
そう口に出す。
●ポイント
やってみるとわかりますが、自分がどうでもいいと思うことや、意味が感じられないことを、あなたは自然に無視しようとするはずです。
そうした心の動きには、できるだけ抵抗してみましょう。何とか、頭に浮かんだことを、ありのままに口に出してみるのです。
●効能
あなたの顕在意識による常識が、あなたの内面から湧き出てくる意識や思考・イメージに対して、自己検閲することが困難になっていき、無意識からの情報を、ありのままに受け取ることができるようになります。