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ネコはどうしてニャアと鳴くの?      

今回ご紹介する新刊はこちらです。

進化生物学の第一人者であり大のネコ愛好家、ジョナサン・ロソスが贈るネコ本の決定版! 一緒に暮らすネコたちとの豊富なエピソードを交えながら、イエネコがアフリカヤマネコから進化して家庭の一員となった過程を解説しています。また、最新の科学技術を駆使しながら、進化の歴史、ネコのユニークな行動や品種の多様さ、遺伝的特徴の秘密、そしてネコの未来までを解き明かします。もちろん野生の大きなネコさんも小さなネコさんも登場します。ネコ好きの読者だけでなく、生物・動物に興味のある人も楽しめる一冊です。

ジョナサン・ロソスといえば、こちらの本の著者でもあります。

アノールトカゲが専門のロソス博士が、ネコの本なんて!

ちなみに、ロソス博士のトカゲの話は、2021年の共通テストの「大問2」で種間競争にまつわる問題として出題されました。本書を読んでいた人は満点だったはず?


さて、ネコ本の目次はこちら。

第1章 モダン・キャットのパラドックス
第2章 ネコはどうしてニャアと鳴くの?
第3章 優しきものが生き残る
第4章 数の力は偉大なり
第5章 昔のネコと今のネコ
第6章 イエネコという「種」の起源
第7章 古代のネコを掘り起こす
第8章 ミイラが明かす本当の故郷
第9章 三毛柄トラがいないわけ
第10章 モフモフネコの物語
第11章 百花繚乱キャットショー
第12章 しゃべりだしたら止まらない
第13章 伝統品種と新品種
第14章 ヒョウ柄ネコと野生のよび声
第15章 キャットアンセストリー・ドット・コム
第16章 どこ行ってたの、子猫ちゃん?
第17章 照明、ネコカメラ、ノーアクション!
第18章 ノネコの知られざる生活
第19章 責任ある管理? それとも過保護な束縛?
第20章 ネコの未来
謝 辞/訳者あとがき/出典についての原注/索 引


本書はネコの進化、生態、行動についての最新科学を紹介する、ネコ好きにも科学好きにも楽しめる本です。本書では、野生のサバンナから私たちのリビングルームに至るまでのネコの驚くべき旅を、進化生物学者としての視点から解説しています。

●本書の魅力的なポイント
ユーモアと情熱:著者ロソスはネコへの愛情をたっぷりと注ぎ、専門知識を親しみやすい言葉で伝えています。

科学と日常のつながり:ネコ好きが普段感じる疑問や、ネコとの日常生活をさらに楽しむための洞察が盛り込まれています。

進化生物学とネコ研究の最前線:世界中の最新の研究成果や事例を交えながら、読者をネコの世界へと誘います。

480ページにもなる鈍器本ですが、クスッと笑えるエピソードが満載です。ロソス博士の熱いネコ愛で満たされた本書をお楽しみください。

『ネコはどうしてニャアと鳴くの?』を読むときに傍らに置いておきたいのがこちら。登場するネコの品種が写真でわかります!


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