世間の幸福なんてものは 2023/10/20

あの頃のあたしはモラヴィアの歌謡に熱中するあまり、ボヘミア生まれなのに、自分のことをモラヴィア人みたいに感じて、モラヴィアの歌謡をじぶんの人生のライトモチーフにしていたものだった。あたしにとってモラヴィアの歌謡は、あの時代、青春の日々、パヴェルと切り離せないものになって、太陽が昇るのを身に感じるたびに聞こえてくる。この頃はしきりにそれが聞こえてくる。

ミランクンデラは良い。

幸福な子持ちが私の幸福について説教。
私がよくない、で毎回思考停止。
鬱陶しい。鬱陶しい全部。

唾棄すべき不幸とかはなく何気なく乗るだけの夜の電車。
ワインソムリエの人が二人ゲストできてるんだって。
ワイナリーのイントネーション。バイナリーと同じ。

私は可愛くないし、この人生で幸福を諦めた。別にいいだろう。それに勤勉が好きだ。私は。今月も稼ぐし稼いで養うしそれが私の甲斐性だ。だって今心地良いのは多分しっかり働いたからだろう。違う?


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