現職の兵庫県知事の斎藤元彦再選の選挙は何だったのか?利害関係者の構図から見えてくるクズとクズの闘い
パワハラ問題などが大手メディアに報じられ、2024年9月30日に辞任に追い込まれた兵庫県知事の斎藤元彦が再び兵庫県知事選挙に出馬し、2024年11月17日に再選を果たした。
大手メディアは斎藤元彦へのバッシング一色となった一方、SNSによる斎藤元彦擁護の声が広がったことによって再選したと報じられた。
そもそも、兵庫県知事は1962年11月に就任した金井元彦の時代から、現職の知事の副知事となっていた者が次の知事に就任しており、金井元彦が作り上げた利権団体が利権を吸い続けてきた。
斎藤元彦が兵庫県知事となった時の前知事は井戸敏三で、2001年8月から2021年7月までの5期20年間もの長期間、その地位に就き続けて利権を貪り続けた。
2021年8月に兵庫県知事となった斎藤元彦は59年間続いた金井元彦から続く長期政権に終止符を打った形となり、それによってこれまで兵庫県知事を中心として作られてきた様々な利権を破壊する原因となった。
兵庫県は財政の無駄遣いによって財政状況が厳しい上に、兵庫県からの天下り先が沢山作られており、65歳の定年後も70歳まで兵庫県の外郭団体に天下って税金で賄われた高給を貪っている問題があった。
さらに、兵庫県の県庁舎を1000億円で建て替える計画を立てていたところ、兵庫県の公立学校には未だに冷暖房もなく、トイレが和式のままであるところも少なくないのにも関わらず、県庁舎に1000億円もかけて建て替えるのかという問題が浮上していた。
これに対して斎藤元彦は、県庁舎の建て替え案を白紙に戻したことにより、これに関わった政治家や建設業者などが斎藤元彦に攻撃を始めたというわけだ。
斎藤元彦は匿名の怪文書をバラまかれ、斎藤元彦によるパワハラやおねだりといった内容であった。
兵庫県は怪文書の調査を行ったところ、西播磨県民局長である渡瀬康英によるものであったことがわかった。
怪文書は2024年3月12日にバラまかれたわけだが、怪文書の発信者を調査して2024年3月25日に事情聴取を行うことになったわけだが、これを行ったのは渡瀬の元上司で渡瀬を可愛がっていた片岡安孝副知事であった。
渡瀬は同年3月27日に解任されることとなり、同年5月7日に停職3か月の処分を受けることとなった。
なお、渡瀬が怪文書を送ったパソコンの中身には斎藤元彦のパワハラやおねだりの捏造データに加えて、渡瀬自身が権力を使って女性職員10名と男女の関係を迫ったというような証拠の内容も含まれていたとみられ、怪文書配信の追及が行われる百条委員会の渡瀬の証言期日の直前である同年7月7日に渡瀬は自殺をしてしまった。
深層は闇の中となってしまったが、渡瀬は自身が行った斎藤元彦叩きのための虚偽事実を捏造したことに加え、自身が行って来た不正行為が明るみになることに耐えかねたのではないだろうか。
渡瀬がバラまいた怪文書は兵庫県知事であった斎藤元彦を叩く材料として利用され、連日連夜、大手メディアは斎藤元彦知事を叩きに叩いた。
これを利用した兵庫県議会は同年9月19日に全会一致で不信任決議を可決し、斎藤元彦は知事を失職し、翌日より「私は次の兵庫県知事選挙に出ます!」と街頭演説を始めた。
この斎藤元彦に近づいたのは選挙荒らしの立花孝志で、立花孝志はSNSなどを利用して斎藤元彦を正義の救世主として持ち上げて斎藤元彦の支持率を急上昇させて、なんと再選させてしまったのだ。
そもそも斎藤元彦は維新の会という、既存の利権を破壊して自らの利権にすり替える利権屋集団に支持されてきた。
立花孝志は自身の発信力を使って斎藤元彦を担ぎ上げたが、何故か台湾マネーで運営されるネット言論兵による斎藤元彦担ぎがSNSで大爆発した。
維新の会は台湾マネーに支えられて、中国と台湾のために日本人の利権を中国と台湾に売り渡す政策を推し進める売国政党である。
結局、反斎藤元彦の勢力は前知事である井戸敏三らが築き上げた利権を取り戻したかっただけで、これに大手メディアが協力しただけであり、斎藤元彦の勢力は既存の利権を奪って中国や台湾にバラまく過程で利権の分け前をもらう者たちが参戦しただけである。
つまり、売国奴対売国奴による戦いであり、SNSに騙されて斎藤元彦を指示した者たちは、既存の利権を中国や台湾に売り渡そうとする者たちを支持してしまったというわけだ。
大手メディアが支援する古い既得権益権力が復活すれば兵庫県民に再び不幸が訪れ、斎藤元彦のような救世主に見える詐欺師に権力を握らせても、違った形の売国が行われるのは濃厚で、結局は兵庫県民は不幸が訪れるだろう。
大阪府では自民党などの既得権益によって私利を貪っていたところ、メディアやSNSを利用して大阪の政治を牛耳った大阪維新の会は既得権益にメスを入れたものの、それを新たに中国と台湾に売り渡すことで、既存の既得権益たちよりも酷い売国を行い、大阪府民を苦しめに苦しめた。
大阪を地獄に陥れた維新の会は奈良県に寄生し、さらに兵庫県に寄生しようとしている。
兵庫県知事選挙の縮図は日本の政治の世界のあらゆる地域での縮図であり、クズとクズの闘いそのものなのである。
日本人による社会を取り戻すには、こういったクズたち全てを排除しなければならないのである。