トランプ政権がUSAIDを解体しようとする意味
2025年1月20日にドナルド・トランプがアメリカ大統領に再び就任してから一か月も経たないうちに様々な改革が行われ続けて話題になっている。
通常であれば、日本の大手メディアが報じないような内容のものまで報じられていることから、その影響力の大きさがうかがえる。
その様々な改革の中で、「USAIDを解体する」という話題が様々なところで報じられているが、今回の報道でUSAIDという存在を聞いた方も多いだろう。
USAIDとは、アメリカ連邦政府の組織の一つであり、正式名称をアメリカ合衆国国際開発庁(USAID=United States Agency for International Development)という。
国の機関で「国際」とか「開発」、「福祉」、「厚生」などの言葉が入っている場合は要注意なのだが、こういった名前が付けられるには理由がある。
それは組織の存在理由があいまいで、いくらでも悪用できるからである。
その例に漏れず、USAIDは世界の支配者たちのしもべたちが自由気ままに多額の資金を様々な悪行に利用してきた。
2025年2月5日にトランプ政権はUSAIDが実施してきた数十年にわたって行われてきた浪費と悪用を指摘する声明を発表し、以下の具体例を挙げ、浪費、詐欺、不正を根絶すると発表した。
150万ドル:セルビアの職場とビジネスコミュニティにおける多様性、公平性、包括性(DEI)の推進
7万ドル:アイルランドでの「DEIミュージカル」制作
250万ドル:ベトナムの電気自動車のため
4万7000ドル:コロンビアでの「トランスジェンダーオペラ」制作
3万2000ドル:ペルーでの「トランスジェンダー・コミックブック」制作
200万ドル:グアテマラでの性転換手術と「LGBT活動」の支援
600万ドル:エジプトの観光業への資金提供
数十万ドル:指定テロ組織と関連のある非営利団体への資金提供(監察総監が調査を開始した後も)
数百万ドル:武漢研究所との関係が指摘される エコヘルス・アライアンス(EcoHealth Alliance) への資金提供(コロナウイルスの開発)
アルカイダ関連戦闘員への数十万食の食料供給
開発途上国での個別デザインの避妊具への資金提供
数億ドルが「灌漑用水路、農機具、さらには肥料」に使用され、アフガニスタンの ケシ栽培とヘロイン生産 を支え、結果的に タリバンの利益 となった
本国で貧困や災害などで生活に苦しんでいる人がいるにも関わらず、何故、LGBTや多様性(DEI)などのために何億円、何十億円もの多額の資金がばらまかれるのだろうか。
さらに、世界中で新型コロナ禍という混乱を招いた新型コロナウイルスを開発するためにアメリカ国民の納税者が支払った何億円もの金が使われるのだろうか。
当然、このような資金用途について当のアメリカ国民は知らされておらず、了承もしていない。
このような背景から、トランプ政権がUSAIDの解体するのは当然である。
だが、USAIDのような組織は無数に存在し、無数のゴキブリ退治のように、解体・整理しなければならない組織は山ほどある。
世界の支配者たちの組織図や行動範囲からすれば、USAIDの存在など、氷山の一角であり、数多く存在する悪事のための利用手段のひとつに過ぎない。
このような組織を網羅的に駆逐できるかが重要となる。
なお、このような浪費や詐欺は日本でも継続して続けられており、国民のほとんどはその実態すら知らない。
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