イスラエルの現ネタニヤフ政権とハマスが蜜月なのか?!という報道がなされた

世界中で起こっている近代の歴史上の大半の争いは、実は裏の裏ではトップ同士がつながっていて、意図的に起こされた争いであることが多い。
第一次世界大戦も第二次世界大戦も裏で手を引く者がおり、結局はわざと同士討ちをさせていたのに近いような状況であったことがわかっている。


2023年10月7日にハマスがイスラエルに侵攻してイスラエルの人々を大量虐殺するテロ行為が行われてから、イスラエルによる報復攻撃とハマスによる攻撃が始まり、それから約二か月が経つ現在も両者の戦いは継続している。
そもそも2023年10月7日に、「世界最強の諜報機関であるモサドを持つイスラエルが何故ハマスの大規模テロ作戦を実行に移すことを許してしまったのか」という謎があり、以前の記事で筆者が指摘させていただいた。

その中で指摘した、「②イスラエルはテロ攻撃を把握していたのにわざと知らないフリをした」のではないかという説を裏付ける報道があった。
その報道とは、イスラエルの現政権であるネタニヤフ首相とハマスが蜜月関係にあり、両者が画策し、イスラエル政府がハマスの大規模テロ計画を知った上でワザとその作戦を実行に移させて大量の被害者を出させたのではないかという内容である。
ニューヨーク・タイムスによると、イスラエルはハマスが今回の大規模テロ計画を実行することを1年以上前から認識していたということだ。
この大規模テロ計画があることを当時、イスラエル軍やイスラエル諜報機関モサドが認識した際には、「ハマスがこのような計画を実行するには非現実的過ぎ、この計画が成功することなどあり得ない」という反応をしたというが、これをネタニヤフ首相などが認識していたのか、それ以上のことがあったのかは不明であると、ニューヨーク・タイムスは報道している。


現在の政治の問題は様々な調査や報道、公式資料、内部告発などがなければなかなか真相を推察することは難しい。
だが、そんな時に役に立つのは、あらゆる情報を分析的な視点でみていくインテリジェンスに他ならない。
イスラエルは国レベルでは明らかにハマスとは対立する立場にしかなり得ない。
だが、イスラエルの首脳にイスラエルという国の方針とは相反する立場を取る者が就く可能性はあるのである。
そのような視点で分析的に見ていかなければ、世界情勢の構造は見えてこないのである。


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