日本保守党百田尚樹「女は30歳を過ぎたら子宮摘出しろ」発言で露呈した日本保守党の左翼思想

人の本音は何気ない一言に現れるものであり、それは包み隠すことは出来ない。
政治家たちは平気で人前できれいごとを言って嘘をつくが、ふとした時に出る本音の発言こそが、その人の本音なのであり、政治を評価する際には、普段のふとした言動で評価すべきなのである。

日本保守党の百田尚樹代表が2024年11月8日の地震のYouTube番組内で、「子供を産むのには時間制限があることを子供に教えろ」、「女には出産させるために女が大学に行くのは禁止すべきだ」、「少子化対策のためにも女は30歳を過ぎたら全て子宮を摘出すべきだ」、「女は25歳を超えて独身の者は一生結婚できないように法律で定めるべきだ」などという発言をした。
これは本当に凄い発言で、「全ての日本人女性は人生のほぼ全てを出産に全振りさせ、若いうちに焦って早く子供を産ませるために、大学で学ぶ自由を奪い、25歳を超えたら結婚できなくさせ、30歳を過ぎたら子供が産めないんだから子宮を摘出してしまえ」と言っているのだ。
内容があまりにも恐ろしくて、解説をする気もなくなるほどの凄い内容である。


日本保守党は2024年10月の衆議院選挙で国政政党となっており、少数政党とはいえ、国家権力側にいる。

この百田尚樹代表の発言は「少子化対策のために、自由に婚姻できる憲法上の権利」(憲法24条1項)や、「学問の自由」(憲法23条)、「強制的に子宮などの臓器を強制摘出されない権利」(憲法11条、13条、14条1項など)という、憲法上保障された基本的人権を奪って良いという思想の元にいる。
日本保守党は「自民党案での憲法改正賛成、緊急事態条項賛成」を表明しているが、百田尚樹代表の発言から透けて見える考えを解説すると、「現在の日本は少子化に歯止めがかからない緊急事態なので、少子化対策のための緊急事態を発令して女の基本的人権を制限して強制的に早く結婚させるようにすべきだ。早く結婚して沢山子供を産まないような女には結婚出来る権利を剥奪し、子宮を摘出するという罰を与えるべきだ」ということなのだ。
これはナチスのヒトラー顔負けの独裁者思想である。


2024年10月の衆議院選挙では日本国民の選挙権行使者の2%は日本保守党に投票しているが、日本保守党の思想は、いわゆる「愛国保守」とか、「保守」と言われる思想とはかけ離れており、極左リベラル思想そのもので、独裁者思想そのものなのだ。

そもそも百田尚樹とはどういう人物か。

ここから先は

1,041字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?