内閣総理大臣としての石破茂の戦略が明らかになった:どうでもいいことと逃げたいことは熟議でうやむやにし、押し通したいことはそもそも議論せずにこっそり押し通す
自民党政権が迷走し、石破茂政権が歴代最悪の支持率を叩き出している。
大手メディアでは相変わらず最大限に現政権を持ちあげ続けているが、インターネットやSNSでは、明確な政治不信を多くの国民が表明し続けている。
石破茂政権発足前、石破茂は早期解散には反対だとか、増税には慎重に、などという政策を掲げていたが、いざ首相になった途端、それらの公約は全て破られた。
岸田文雄政権という歴代最悪を小泉純一郎、安倍晋三、菅義偉などと競う歴代最悪の政権に負けず劣らずの石破茂政権は、世界の支配者たちに誠実に、国民の声は全て無視するという明確な政権運営がなされた。
石破茂と言えば、首相に就任するまでは「質問の存在を否定することで返答する必要性をぶっつぶす」ことで有名であり、どのような議論も全て「もっと議論が必要だから永遠の延長戦へ突入させる」というのが石破茂の流儀であり、この流れに従えば、「少なくとも売国政策が進められるスピードは遅くなるのではないか」という淡い期待はあった。
しかし、筆者のそのような淡い期待は全く的外れなものとなり、「売国政策に対しては有無を言わさず通す」作戦で、「国民が望む政策に対しては牛歩戦術ならぬ熟議により永遠に決まらない」作戦が貫かれた。
かくして、石破茂政権は日本国民を最も不幸にする形で政権が構築されてしまったのである。
「熟議」とは、十分に議論が成熟するほどに議論をし尽くすことである。
十分に議論が成熟するまでにし尽くすことによって、多数派の意見によるのではなく、少数派の意見も十分に熟慮した上で少数派の意見にも配慮した上で政策が決められるというのが民主主義の利点である。
しかし、石破茂の言う「熟議」とは、たとえ議論をしたとしても形だけの議論に留まり、実際にはほとんど議論もせずに最初から決まったこととして粛々とスポンサーの政策を押し通していく。
あまりにも多くの国民の要望がある議題については、形式的で永遠に平行線の議論を続けるだけで、議論を続けることでうやむやにする作戦が取られるのである。
たとえ議論の訴状にあげてもらったとしても、永遠に「熟議」をするパフォーマンスを示されるだけで毒にしかならないのが石破茂政権の戦法なのである。
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