あなたの身の回りにある具体的な「恐怖」は何か?

人生の様々な起点で自由の大切さや自由の尊さを実感することがある。
自由がなければ、人は人として人らしく生きることは出来ないだろう。
では、自由を守りたいとして、自由とは何なのか?
具体的には何を守れば良いのだろうか?
自由を守る戦いというものを考えた時、「自由とは具体的に何か」という問いに対する答えが無ければ、権力者や世界の支配者たちからそれらを侵されていたり、侵されそうになっても、気付くことができないのである。


例えば、「電車が恐い」という事例を考えてみよう。
世の中には様々な交通手段があり、その中で電車だけが怖くて使えなくても、ある程度は支障がないが、電車は安くて早いというとても便利な移動手段であるから、「電車が恐い」となると、移動の自由がかなり制限されてしまう。
これが、「飛行機が恐い」となると、現代の有効な海外渡航手段はかなり制限されてしまうことになる。

「電車や飛行機が怖いかどうか」といった場合、通常は「その人個人個人が、電車や飛行機に乗ることを怖がっているかどうか」という問題となる。
だが、もし仮に「電車や飛行機に乗るとこんな怖いことがある!」というプロパガンダを政府やメディアが流し続けて人々が電車や飛行機を怖がったらどうだろうか?
つまり、自由で手軽な移動手段を使いにくくしたり、使わせないようにするために、政府やメディアがプロパガンダを流した場合だ。
この場合は、プロパガンダの存在が無ければ自由に電車や飛行機を利用したのであるから、「電車と飛行機は怖い」と騙されさえしなければ、電車や飛行機に乗って移動する自由は失われないのである。

電車や飛行機の例を見れば、「そんな嘘に騙されるわけがない」と思うはずだ。
だが、世の中はこのような恐怖を与えるプロパガンダが多様されており、大衆に気付かれないように多くの自由が奪われているのである。

「次の世代に借金のツケを回してはならないから増税する」と恐怖を煽られて、減税する自由を放棄させられている。
「近々、大地震がやってきます!用心してください!」と煽られ、レジャーや旅行する自由を奪われたりした。
近年最もわかりやすい例が、新型コロナウイルスだろう。

「新型コロナウイルスは未曾有の感染力と致死のリスクがある!」という恐怖を強烈に植え付けられたため、世界中で様々な自由が制限された。
憲法で守られているはずの移動の自由、営業の自由、言論の自由などが、当然のように奪われ、大半の人々は新型コロナウイルスに対する恐怖によって、それらを当然に受け入れていったのである。

その恐怖は一部の日本人の中に、「マスクをしないと怖い」という形で深い傷を残している。
「マスクをしないと怖い」人は、無意識にそのような恐怖がなかった時よりも様々な自由が直接的、間接的に奪われているが、大抵の場合は本人はそれに気付いていない。

様々な恐怖というものを、世界の支配者たちはわれわれに植え付けていきたいと考え続けているという事実を忘れてはならない。



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KAZU@AQUOIBONISTE
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