フランスの暴動に関する考察と、その背後で暗躍する陰謀
フランスの首都パリ近郊の西郊外ナンテールで2023年6月27日に、交通検問中に警察官に従うことを拒否した17歳のアルジェリア系の男性が警察官によって殺害されて以来、フランス全土で暴動が勃発した。
フランスという国は他の国よりもデモの多い国で、日常的にデモが起こって交通機関が止まったり、空港が止まったりすることが良くある。
そのような文化的背景に加え、2020年より政府による理不尽なマスク強制、ロックダウンの強制が行われ、「マスクで鼻が隠れていない」とか、「マスクで顎が隠れていない」というだけの理由で、全量な市民が警察から警棒で叩かれて逮捕されるというような抑圧がなされ、市民はフラストレーションを抱えていた。
それに加えて、新型コロナワクチンの強制が始まり、徐々に人々の不満が高まり始め、「年金改革」と称して年金受給年齢を引き上げ、実質的に社会保障を減らされたことで市民の怒りが爆発した。
2022年頃からフランス全土で行われていたデモは徐々に規模が拡大し、2023年には大通りを覆いつくすほどの人々がデモの為に街にあふれ始めた。
だが、そのような状態でも、市民は平和的なデモを続けるのみで、暴力的な行動には一切出ていないのである。
だが、今回の2023年6月27日のアルジェリア人男性が警察に殺害された事件以降のデモは、急に凶悪な武装集団が暴れるというような様相に様変わりした。
フランスでは日本と同じく、アメリカのように銃を携帯できない。
もちろん、それに類するような武器や、それ以上の武器も同様である。
にもかかわらず、2023年6月27日を皮切りに、明らかに戦闘のプロと思われるような武装集団が街中で暴れまわりだしたのだ。
暴動の被害を訴える人もまるでそのような演技を生業としているような人たちが証言しているという声が多くのフランスの一般人から言われており、フランスでは明らかに「今までとは急に違う暴動に変わった」という声が多く話されるようになっている。
アメリカでBLM運動(ブラック・ライブズ・マター運動、「黒人の人権を大事にしよう」の意味)が始まった時、実際に思想に賛同してBLMに参加した人々の多くは、「黒人でもない、アメリカ人でもない、ただの暴力集団の集まりだった」と証言している。
筆者は多くのフランス人の証言と今回のフランスの暴動の様子を見て、BLMと同じ暴力集団がフランスで暴力活動を行っているだけであり、単に「アルジェリア男性が警察に殺害された」ということを利用した共産主義破壊活動が行われているとしか思えないのである。
この数年間、「マスク強制反対デモ」や「新型コロナワクチン接種強制反対デモ」がフランスで行われても、日本のメディアは全く報道して来なかった。
100万人単位のデモに拡大してようやく、「フランスでデモがあり、数万人の人が集まりました」という偏向報道をしてきたのが日本の大手メディアである。
そのような大手メディアが真っ先に2023年6月27日からのデモについては報道しているのである。
明らかに今までと違う力学が働いたデモであることが強く推認されるのである。