米トランプ次期大統領が大統領就任直後に100の大統領令を提出する予定であると発表された
2025年1月20日よりアメリカ大統領に就任することを予定しているドナルド・トランプが報道機関Axiosに対して、大統領就任直後に100の大統領令を発表することを明らかにした。
大統領令の発表の手続きの関係から、少なくとも25の大統領令が大統領就任当日に発表する予定だという。
Trump previews 100 executive orders, including immigration crackdown
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大統領令とは現職のアメリカ大統領の権限によって、大統領令を発表することで法的拘束力を持たせることである。
主な大統領令の中身は以下の通りである。
①国境の整備
まず、現在バイデン政権によって無法地帯にされているアメリカの国境に再び秩序をもたらせようとするものである。
具体的には、①キャッチ・アンド・リリースという不法移民を野放しにする政策を止めて米国の国境の外であるメキシコに返すこと、②感染症リスクの高い地域からの入国者を制限すること、③不法移民管理に使われていた無意味なシステムを廃止すること、④凶悪犯罪者を中心とした不法移民を国外追放すること、⑤テロの脅威のある国や地域からの渡航者の入国を禁止すること、などである。
これらの内容を見ると、これらのことがバイデン政権によって無法地帯となっていたことがわかる。
アメリカは現バイデン大統領が就任した2021年1月から急速に不法移民が急増したが、それはバイデン政権がこれまでアメリカ南部のメキシコとの国境をある程度、維持・管理されていたにも関わらず、国境管理をやめて誰でも自由に歩いてアメリカに入国できるようにしたからである。
トランプはこれを再び元に戻そうとしているのである。
②電気自動車関連の義務を撤廃
日本政府と同じく米バイデン政権もガソリン車を禁止し、全て電気自動車へ移行するよう義務化していたが、トランプはこれまでの選挙公約通り、電気自動車関連の義務化の方針を撤廃することとした。
③再生可能エネルギーを優先させるをこと止める
アメリカでは民主党によって太陽光発電や風力発電が強烈に推進された地域があり、例えばカリフォルニア州では日常的に停電が発生している。
カリフォルニア州では、カリフォルニアの全ての電力を太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーにする勢いで進められているが、そのためには、カリフォルニア州の土地全てを太陽光パネルや風力発電の風車で埋めても土地が足りないと言われている。
再生可能エネルギーは再生可能ではなく、環境にもやさしくないため、トランプは選挙公約で極端なエネルギー転換政策を止めることを公言してきており、今回の大統領令でそれを実現されるということとなる。
④化石燃料の採掘の再開
米バイデン政権ではアメリカ国内で採掘されていた石油やシェールガスの採掘を止めていた。
米バイデン政権はこれを脱炭素政策の一環であると説明したが、正確に言えば、米バイデン政権という左翼政権が行う労働市場の破壊政策とアメリカ経済の破壊政策の一環である。
化石燃料の採掘が停止されたことによって、これまで化石燃料の採掘事業にかかわっていた多くのアメリカ人が失業した。
更に、アメリカはこれまでエネルギー輸出国であったにも関わらず、エネルギー輸入国に転落してしまい、アメリカ経済が大きく衰退した。
トランプはこれまでの公約通り、化石燃料の採掘を再開し、多くのアメリカ人の雇用を生むと共に、アメリカをエネルギー輸出国へと戻すことによってアメリカ経済を回復させようとしているのである。
⑤2021年1月6日事件で政治犯にされた者に対する恩赦
「1月6日事件」というのを聞いたことがあるだろうか。
これは2021年1月6日に2020年アメリカ大統領選挙の不正選挙に対して平和的に抗議する多くのアメリカ国民がアメリカの首都ワシントンDCの連邦議会議事堂に集結したデモにおいて、アメリカ民主党の工作員が同デモを連邦議会議事堂の襲撃に発展したように見せかけた事件のことである。
これは既に民主党の工作員による工作であったことが共和党員の努力によって示されたが、バイデン政権は未だにこの事実を認めておらず、1月6日のときの一部の活動家を凶悪な政治犯として未だに投獄しているのである。
トランプは選挙公約通り、「1月6日事件の政治犯」とされていた者に恩赦を与えて解放しようとしている。
⑥「性別」を「ジェンダーアイデンティティ」とした定義を廃止
バイデン政権は急速なポリティカル・コレクトネスを進めることで、伝統的な価値観や文化的価値観を破壊してきた。
極端なものでは、「ママ」や「母親(Mother)」という言葉を禁止して「卵製造者(Egg Producer)」という言葉に置き換えたりしていた。
性別については、生物学的な男女の区別を廃止し、「ジェンダーアイデンティティ」、つまり、自身の性自認というものに置き換え、それによって従来の性別欄が、「今日は男の気分」、「今日は女の気分」、「今日はいずれの性別でもない気分」というような記載がなされるようになってしまった。
トランプはこれを従来通りの生物学上の男女の表記に戻そうとしている。
いかがだろうか。
トランプが大統領に就任してやろうとしていることを逆に考えれば、これまで如何にバイデン政権がおかしなことを行ってきたかがわかるだろう。
日本政府も数多くのおかしなことが行われ続けており、それらを一日も早く戻すべきなのである。
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