物理数学視点から思う最近の世界的な出来事について
世の中には絶対的な法則がある。
手にリンゴを持ち、それを空中で話せば、地球上の重力が働いているために、手から離れたリンゴは地面に落ちる。
この時のリンゴは空気抵抗がほとんどないため、物理学的には自由落下をするという表現をする。
手に持ったリンゴを離せば、誰がどう理屈をこねくり回したとしても、「重力によってリンゴが地面へ向かって自然落下する」のであって、それ以外の説明をするのが難しい。
筆者はこの現象を物理学的視点から、「科学的な基礎知識があれば、手に持ったリンゴを手放せば、重力によってリンゴが地面に向かって自然落下するのは当たり前のこととしてわかる」という説明をする。
このリンゴの話における万有引力の法則の話と同じように、世の中には物理数学的に考えれば、「これはこうなるのが当然で、それ以外はありえない」と結論づけられることが多く、さらに、「これがこうなることなんて、絶対にありえない」と説明できることはたくさんある。
世の中には嘘の科学が蔓延している分野も多くあり、純粋に科学的に正しい分野は今や、究極的には物理数学の世界だけなのではないだろうかと思うことすらある。
それの顕著なのが医学薬学分野であり、一部の工学分野、例えば、「太陽光パネルはエコだ」とか、「風力発電は持続可能エネルギーだ」といったような嘘のプロパガンダで塗り固められた世界だ。
無理を通すと道理が引っ込むという言葉があるが、物理数学の絶対法則からすれば、世の中にはこの類のものであふれかえっている。
先のリンゴの話を説明するときに、「二酸化炭素が増えたからリンゴが落ちるようになったんだ!二酸化炭素が増えると地球温暖化を引き起こすだけでなく、万有引力の法則さえ破壊されるんだ!二酸化炭素を減らさなければならない!!!」などと言われたら、あなたはどう思うだろうか。
たった一人の気が狂ったような感じの人が言っているだけなら、「何を言ってるんだ・・・馬鹿だな」で終わるかもしれない。
だが、テレビに出てくる何人もの専門家がそれを言い始め、テレビに一緒に出ているタレントやアナウンサーなどが「そうなんですか!なるほど!そうですよね!」と言い始め、街中のほとんどの人々が「二酸化炭素を減らさなければ万有引力の法則が破壊されて地球が崩壊する!」と言い始めた時、あなたはどう思うだろうか?
あなた以外のほとんどの人が「二酸化炭素を減らさなければ万有引力の法則が破壊されて地球が崩壊する!」と言い始めた時、あなたは正気を保って、「リンゴが落ちるのは万有引力の法則があるからであって、二酸化炭素とは関係ありません。二酸化炭素が増えようが減ろうが、万有引力の法則に影響はないので、そんなことで地球は崩壊しません。」と冷静に返答することができるだろうか。
筆者はこれと似たような感覚に陥ることが日常的に頻繁にあるのだ。
一番ショックが大きかったのはやはり、新型コロナウイルスが蔓延した時と、新型コロナウイルスには新型コロナワクチンだ!と言い始めた時だ。
世の中で無理を通すとき、多くの人が「科学を知らないのか!科学的に根拠に則れば・・・」といって、非科学的なでたらめを離し始めたりする。
そんな違和感をこれからも筆者は冷静に指摘し続けていきたいと思うのである。