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2024年9月札幌インターンシップを開催しました!

先日、札幌/函館でインターンシップを行いました!
今回は両会場をメインで担当した若松/J.Kの二人で札幌会場の様子をお伝えします。

函館会場の様子はこちら(アジャイル9等身たいとくんが書いています!)

自己紹介

若松(左)とJ.K(右)

若松

プラットフォームエンジニアリング部
札幌サテライトオフィス長/エンジニア

インフラエンジニアとしてキャリアをスタートし、AWSとの出会いからクラウドエンジニアにロールチェンジ。 2023年7月 KAGに入社。プラットフォームチームを立ち上げ、クラウド基盤の統制や運用を担当。 同時に札幌サテライトオフィスの立ち上げを行い、北海道の採用活動なども行っている。

J.K

開発3部
三島サテライトオフィス長/スクラムマスター

Agileで日本から世界を楽しく! 三島から日本を楽しく!
三島のアジャイルオタク。製造業出身でより良い働き方を模索しながらアジャイルにのめり込む。研修講師やカンファレンス運営などを通じ、日本にアジャイルが楽しく広まることを夢見て日々活動中。

インターンシップについて

なぜ北海道で?

弊社では地方に居住しながら、フルリモートワークやサテライトオフィス出社などライフスタイル合わせて仕事ができる環境を整えています。 北海道にも多くの優秀な学生の方々がいるので、その方々にもKAGにおける地方での働き方を知ってもらいたいという想いから、札幌でのインターンシッププログラムを開催することにしました。

概要

札幌インターンは以下の内容で実施しました。

日程:2024年9月2日(月)~9月6日(金)
時間:10:00~17:30
会場:KDDIアジャイル開発センター札幌サテライトオフィス(IKEUCHI LAB)
内容:サービスデザインからプロダクト開発までを一気通貫で体験できるプログラム 1~2日目に事前に決められたテーマから開発するサービスを考え、3~5日目にはそのサービスを開発していくという流れです。

サービスデザインだけ、プロダクト開発だけというプログラム案もありましたが、弊社の特徴をフルに体験してほしいという思いから、一気通貫にこだわったプログラムになりました。

東京からスクラムマスターとデザイナーに来てもらい、札幌オフィスのエンジニア2名と若松を含めた5名のメンバーと一緒に進めていく体制で臨みました。

参加者

インターン生は5名で、札幌近郊の大学から参加いただきました!
事前にご提出いただいた参加目的で全員に共通していたキーワードは、社名にも含まれている「アジャイル開発」でした。そして「楽しくやる」は実際どのように実現されているのかと、会社や社員の雰囲気を知りたい声が多数ございました。

ご覧いただけてありがたい弊社憲章

タイムライン

1日目

午前中はインターンシップの説明、自己紹介、アジャイル開発の説明を行いました。
アジャイル開発に関しては我が社が誇るアジャイルオタクJ.Kによる講義形式で、アジャイル開発の基本的な考え方や、スクラムの進め方、アジャイルのメリットなどを説明しました。

初日はオンラインから講義を対応するJ.K

午後はサービスデザインのワークショップを行いました。
テーマは弊社で事前に用意した「推し活をしている人が札幌でスムーズに行動するにはどうしたらよいか?」というものです。
参加者は事前に用意されたペルソナを元に、推し活をする際にどんな困りごとがあるか、どんなサービスがあれば便利かを考え、それをもとにアイディアを練っていきます。

アイディアが固まったところで、実際に推し活をする人にこのサービスはハマるのかを知るため、ユーザーインタビューを行います。 インタビュイーは2回目の登場J.K(GLAYオタク)です。

インタビューを通して限定感や公式とのコラボが重要であることがわかり、サービスの方向性が固まっていきます。
最終的に「公式とファンで作る!聖地巡礼スタンプラリーアプリ」というサービスが決定しました。

聖地巡礼スタンプラリーがより具体化されて完成!

2日目

午前中は1日目で決まったサービス案をもとに、ペーパープロトタイピングを行ってイメージを参加者同士で共有したあと、ユーザーストーリーマッピングで具体的な機能に落とし込んでいきます。

出てきた中から最低限必要な体験をピックアップして4コマ漫画を作成し、MVPを決定しました。スタンプラリーのアイディアでしたが、最優先はファンが収集したくなるコンテンツ機能に着地したのも印象的です。

午後はいよいよローカルの環境構築から始め、GitHubの使い方やサンプルコードの説明を行いました。
実行環境はAWS Amplifyを使用し、GitHubにプッシュしたコードは即反映されるように事前に組んであります。(Special Thanks: 大槻さん)
参加者の技術レベルは様々で、GitHubの使い方がわからない人も多かったので、まずはそこから慣れていきつつ、フロントエンドに触れてみるというのが2日目のゴールでした。

3日目

これまで作成してきたアイディアと開発環境を実際のアプリケーションにする作業が始まります。

デザインワークショップ後も次々と描かれたペーパープロトタイプたち

開発は分業で進んでいきましたが、少しトラブルが・・・。
良かれと思ってファイル名を変えてみたり、一つのファイルを全員で変更したり。
初めてのgitは私たちにコンフリクトの洗礼を与えてくれました。

直近で作業した内容は記憶が新しいので、改めてファイルを書き直すことで復元が進んでいく部分もありました。
一歩ずつコンフリクトを解消させ終わった時には仲良くハイタッチ!

素敵なシャッターチャンスをありがとうございます

無事安心できたところで、小林副社長の中間レビューを開催しました。

インターン生にも大好評だった小林さん

一日一日をデモができる状態で終わろう、を徹底的に意識した結果、開発一日目となるこの日も、デモからフィードバックをいただける状態を作ることができました。
これは技術力だけでは達成が難しく、開発環境(PC)ではなく各々のスマートフォンでデモができる状態にできたのも素晴らしい成果でした。

4日目

昨日のふりかえりを振り返ってみた結果、なんと、朝イチでプロダクトバックログとタスクボードが自作されました。

一日の終わりには「終わった」にたくさんの付箋が

前日に散々苦戦したgitのコンフリクトは一人一人が意識した上で、30分ごとに状況を共有するアクションを試みていました。
二つのカイゼンによる効果は抜群だったようで、この日は1度もコンフリクトを発生させずに多くの作業をこなすことが出来、インターン生の皆さんも手応えを感じられたようでした。

5日目

いよいよ最終日!
4回のふりかえりを経て自律したチームとなったみなさんは自分たちの力で夕方の成果発表へと向かっていきます。
今回は木暮社長が報告会の講評役を担ってくださいました。

木暮さんにスマートフォンを触ってもらいレビュー中

成果物のクオリティアップと発表資料作成・・・
バタバタと成果発表を迎えましたが、成果物に関する共有はもちろんのこと、一人一人の感想発表には非常に熱がこもっており、5日間楽しく走り抜いてくれたことが伝わってくるプレゼンをいただきました。

楽しかった!は最高の褒め言葉です。J.Kの目にも涙。

サービスロゴも生成AIで作成するなど、実現したいことに対する優先順位の見直しと自分たちの作業スピードを常に意識しながら常に動くソフトウェア(Working Software)としてインクリメントを創出していく様子はアジャイル開発そのもの。
手元のスマートフォンでも使えるアプリは「友達にも見せたい!」とインターン生も大満足の完成度となったようでした。

この画面の裏側にはたくさんのドラマが。弊社ゆるキャラのカグカグも大活躍!

トピックなど

ふりかえり

1日の終わりにはインターン生全員でふりかえりを実施し、翌日の自分たちの活動に向けてアクションを考えました。
その日その日で運営から適切なフレームワークの提供とファシリテーションをしながら進めた結果、チームを加速させることにちゃんと繋げられたかなと思います。

Fun Done Learn、YWT、KPTをベースにふりかえりました

特に4日目はよかったこと😀がたくさん挙げられて、チームの調子が最高潮を迎えていることがよく現れておりました。
『Fun Done Learnのうた』は当日もみんなで歌ったのですが、弊社の代表曲ともなっているのでよろしければご覧ください。

先輩社員との座談会

3日目・4日目は先輩社員との座談会も実現することができました。
インターン生のみなさんは弊社の中のことについて生々しい質問をたくさん投げかけておりましたが、真摯に回答される内容をどんどんメモをとる姿が見られ、「翌日もっといろんなお話を聞くために事前に質問を準備しよう!」などと能動的に取り組んでくださいました。

社長・副社長の札幌行脚(企業・大学)

弊社は目的を持って全国に拠点を開設しており、今回の社長・副社長の札幌訪問では、レビュー対応以外にも、既に関係性のある施設・新規の関係性構築を目的とした学校などへの訪問も行われました。
なんとか調整できましたが、スケジュールはパンパン・・・お二人ともお疲れ様でした。
雇用創出/人材育成など、拠点展開の背景は下記記事をご参照ください。

木暮さんの会社説明は函館・札幌どちらも地域トピックを交えるなどの工夫もあり、大好評でした。

インターン生感想

いただいた感想をいくつか抜粋してご紹介いたします。
私たちの設計としても意図的にチーム開発やアジャイル体験、そして楽しいを感じていただけるように運営しておりましたが、ダイレクトなフィードバックをいただけて大変嬉しく思います!

  • チームで体験したからこそ、自分一人では到達できない達成感を得られました。

  • アジャイル開発に初めて取り組み、失敗を恐れずチャレンジし、失敗から改善に至る体験ができて、得られるものが予想以上に多くあった。そして、アジャイル開発の楽しさを知ることができた。

  • 開発初日はチームの意思疎通が取れておらず、スピード感に欠けたものになってしまいました。 そこに適切なフィードバックを下さり、アジャイルの手法を段階的に組み込んでカイゼンしていくことで、チームとしての能力を格段に向上させていくことができました。

定量的な面も大変ご好評いただけて嬉しいです!

ワーケーション

インターンシップ期間中は、弊社社員がワーケーション制度で札幌オフィスに遊びにもとい、仕事をしに来てくれました。
ワーケーション制度は、弊社社員が各地方オフィスにワーケーションをすると一定額を補助してくれる制度です。 半期に1度取得できるため、駆け込み需要で9月は各オフィスに様々な社員が訪れました。
インターンシップ中に札幌オフィスに来てくれた社員の記事もありますので、ぜひご覧ください!

意図せず大通公園ではオータムフェストが行われており、いつもとは違う札幌を見ることにもなりました。

まとめ

札幌オフィスでは初めてのインターンシップでしたが、参加者にとてもよい体験が提供できたと思います。 そういう設計にしていたとはいえ、チームとして成長していく姿を見ることができ、とても嬉しかったです。
また、普段は関わらない社内メンバーとも交流でき、改めてKAG社員の優秀さ/素晴らしさを感じましたし、他のロールの方がどのように仕事に取り組んでいるかを知れたことはとてもよい勉強になりました。
来年はどのような形式での開催になるかはまだわかりませんが、インターンシップそのものは開催すると思うので、今回得た知見を来年に繋げていけたらと思います!

5日間お疲れ様でした。ありがとうございました!!

おわりに

弊社インターンシップやアジャイル開発・楽しく働くことにワクワクを感じられた方、下記から詳しい情報を参照できますので是非ご覧ください!
ご閲覧いただきありがとうございました!

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