女が言う『普通の男』がいない理由
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恋愛相談に乗っていた時、とある女友達がこんなことを言っていた。
友達
「最近いい男がいないんだよね」
「別に特別イケメンじゃなくてもいいし、高年収じゃなくてもいいし、普通の男でいいんだけどさ、、」
俺
「普通の人、、か~~」
友達
「普通の男でいいんだよ。優しくて、浮気しなくて、一緒にいて楽しい人」
俺
「確かに、普通の男って意外といないよね」
しかし、ふと気になったのが、この『普通の男』とは具体的にどんな人を指すのか、そしてなぜ『普通の男』がなかなか見つからないのかということだ。
そこで今回は、男性目線からこのテーマを考察してみたいと思う。
考察をするにあたり、まずは婚活や恋活で多くの女性が口にする『普通の男』の特徴を挙げてみる。
・清潔感がある
・借金や暴力を振るわない
・安定した収入がある
・経済的、精神的に自立している
・誠実で浮気しない
・ユーモアがある
・コミュニケーション能力が高い
・太っていない、禿げていない
高望みをする女性であればこれ加えて「年収700万円以上」「長男以外」「有名大学卒」などの条件が加わることもあるだろう。しかし、これらを満たす男性は紛れもなく「普通以上の男性」であるため、今回は除外する。
ちなみに弟はこの条件をすべて満たす。
次に『普通の男』の条件から気になるものをカテゴリごとに分類し、それを満たす男性がどれだけいるかを推定してみた。
見た目
・清潔感がある
・太っていない、禿げていない
現代では清潔感は恋愛だけでなく社会生活の基本とされている。そのため、清潔感を意識する男性は増えている。しかし、清潔感を保つためには、服、靴、カバン、髪型、爪、体臭や口臭など様々な要素に気を遣わなければならず、これらを完璧にクリアすることは皆が思っている以上に難易度が高い。特に、靴と口臭は多くの忘れがちなポイントなので注意したい。
これらをしっかりと満たす男性の割合を70%と推定する。
経済面
・安定した収入がある
・経済的、精神的に自立している
就職以外にも収入を得る方法は多岐にわたる。しかし、ここでは話を単純化するために正規雇用の労働者を安定した収入がある人と定義する。
「若年者雇用実態調査」によると15~34歳の男性の正社員の割合は、労働者全体の約80%である。しかし、これはあくまでも労働者の中での割合であり、ニートやフリーランスは含まれていないため、実際の割合はもう少し低下する。
以上を踏まえ、これらの条件を満たす男性の割合を70%と推定する。
誠実性
・借金や暴力を振るわない
・誠実で浮気しない
「誠実性」という言葉は曖昧なため、ここでは
「借金がない人の割合」×「浮気をしない人の割合」
で誠実な人の割合を大まかに算出した。
インターネットの調査によると単身世帯で借金をしている人の割合は15.3%である。したがって、借金をしていない人は84.7%≒85%となる。
次に、男性の浮気率を複数の記事で調べたところ浮気相手がいる割合は約30%である。したがって、浮気をしていない人の割合は70%である。
以上より、誠実な人の割合は0.85×0.7=0.595で約60%と推定する。
ユーモア
・ユーモアがある
・コミュニケーション能力が高い
「ユーモアがある人」の定義を考えるのは非常に難しい。女性が思うユーモアの個人差も非常に大きく、ユーモアをあまり重視しない女性も多く存在する。そのため、この項目は一旦無視して考える。
見た目、経済面、誠実性の全てをある程度満たした男を「普通の人」と仮定する。この場合、以下のような計算が成り立つ。
「見た目」×「経済面」×「誠実性」
=0.7×0.7×0.6=0.294
となり、約3割が「普通の人」該当すると考えられる。もちろん、この数字は私が独自に設定した基準に基づいたざっくりと計算した数値であり、厳密な統計ではない。それでも、10人のうち7人は「普通の人」に該当しない、何かしらの問題を抱えた人だという結果になる。ここに個人的な性格の好みや価値観などを考慮すると、恋愛対象となる男性はさらに絞られると考えられる。
したがって、女性が求める条件を満たす男性はそもそも少ないのである。
しかし、普通の男が見つからない大きな理由がほかにも存在すると私は考える。
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