[前世紀の残務整理] 電子や原子は非実在なのに
素粒子や原子、分子の物理量(自己共役演算子)には局所実在性はない
ことは、ベルの定理の破れの実験(アスペの実験)から言えます。
量子力学は局所論ですから、量子力学の範疇であるスピンも
位置も速度(運動量)も、実在していると言えないのです。
さらに、これらの粒子自体の存在に、実在性はないです。
(https://twitter.com/hottaqu/status/1664074882043482113)
しかしながら、
粒子が目の前で飛ぶのを見ている素粒子の先生が書いた教科書には
ベルの定理の破れ に言及はしてあっても、
「隠れた変数の理論」が否定されたことしか書いてなかったり
物理量に局所実在性はない とあっても、
「新しい実在概念」が必要とか書いてあったりします。
実在概念は、量子力学の近似である古典論的対象にしか存在しない
として、捨てるべきと思います。
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